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環境事業

不要物は廃棄することで済ませてきた従来の方法を、不要物も再利用あるいは資源化していく方式へできる限り早く改めなければなりません。太平洋セメントは生活系から産業系までの廃棄物をセメント原料や燃料に活用。ムダのない循環システムをつくりあげ、廃棄物ゼロ=ゼロエミッションの循環型社会を実現しようと努力しています。日々の暮らしや産業活動で発生した膨大な量の廃棄物。それらを再活用するための技術を磨き、設備を活かし、より多くの廃棄物を受け入れる研究、体制づくりを進めています。地球的テーマへ向けて、その動きはハイテンポです。

▲東京たまエコセメント化施設(東京都)
▲焼却残さ資源化システム(熊谷工場 埼玉県)
▲AKシステム(埼玉工場 埼玉県)

都市ごみをセメント原料などに活用。
1,450℃もの高温焼成でつくりだされるセメント。そのノウハウを用いれば殆どの廃棄物を無害化してリサイクルできます。都市ごみ焼却灰や下水汚泥を主原料とする「エコセメント」はゼロエミッションのシンボル的製品。埋立処分場へ運び込まれる焼却灰の大幅な減量に役立ちます。また都市ごみ焼却灰を脱塩処理し、セメント資源化する焼却残さ資源化システム、ロータリーキルンと発酵技術を利用して生ごみを資源化するAKシステムなど、環境リサイクル技術の開発と事業化に取り組んでいます。

電力・鉄鋼業と手を組んでリサイクル。
石灰石を原料とした炭酸カルシウムなどの排煙脱硫材を石炭火力発電所に納入。大気汚染や酸性雨の防止に貢献しています。同時に発電所が産する石炭灰をセメント原料としてリサイクルするとともに各種土木材料の生産に活用。排脱石膏もセメントの原料に再利用します。また製鉄所から大量に排出されるスラグや酸化鉄をセメント原料として有効利用。スラグ微粉末などの無機材料や石炭・重油などの燃料、そして化成品、石膏の販売も行ない、産業間リサイクルの活発化に尽力しています。

あらゆる廃棄物のリサイクルを推進。
循環型社会を実現する。そのためには世の中に存在するあらゆるものをリサイクルできるシステムが必要です。私たちは産業界からの廃タイヤ、廃プラ、製紙スラッジ、鋳物廃砂にはじまり、自治体の浄水発生土、下水汚泥、浚渫汚泥などのリサイクル事業を展開。その他フロン破壊処理や廃棄物処理関連のプラント工事も行なうなど、多面的なリサイクル事業を進めています。

さまざまな廃棄物・副産物をセメントの原燃料として有効活用していますが、工程管理ならびに品質管理に万全を期し、すべてJIS規格に適合した製品に生まれ変わります。



※ゼロエミッションとは、自然の循環システムにならい、ある産業の生産工程から排出される廃棄物を別の産業の再生原料として利用する完全循環型の生産システムを構築することにより、廃棄物をできるだけゼロに近づけようとするコンセプトです。

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