ホームニュースリリース2000年フィリピン・グランドセメント社の経営権を取得

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平成12年9月25日

太平洋セメント株式会社

フィリピン・グランドセメント社の経営権を取得


 太平洋セメント株式会社は、フィリピンでセメント事業を展開するグランドセメント社と、同社の経営権を約90億円で取得することで基本的に合意しました。
 グランドセメント社は、年間約100万トンのセメント生産能力を持ち、フィリピン国内で販売しています。弊社にとって同国における事業としては、マニラ市のセメントターミナルについで2つ目の事業となるもので、同社の経営権取得により、同国でのセメント生産販売事業に本格的に参入することとなります。
 フィリピンは、東南アジアの主要セメント市場の中でも将来性・需給バランス・政治的安定性において有望な市場ですが、同国ではここ1、2年で欧米セメント資本による買収が急速に進んでおり、これまでに約90%のセメントメーカーが欧米資本の傘下に入っています。
 弊社としても同国における一定のプレゼンスを確保することが海外戦略上大きな意味を持つものと捉え、かねてより同国への参入の機会を模索しておりました。このたびのグランド社の買収により、アジア地域における太平洋グループの事業展開は効果的に補強され、面的な広がりを加えることとなります。

<グランドセメント社の概況>
社      名 Grand Cement Manufacturing Corporation
本      社 フィリピン共和国 セブ市
工      場 セブ島 サンフェルナンド
セメント生産能力 100万トン/年


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