ホームニュースリリース2002年津久見工場で木質バイオマス利用施設を建設

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平成14年5月10日

太平洋セメント株式会社

津久見工場で木質バイオマス利用施設を建設


 太平洋セメント株式会社は、これまで廃棄物として焼却されていた製材の端材や未利用のまま山林に放置されている間伐材、建設発生木材などをセメント製造の燃料として活用する「木質バイオマス利用施設」を津久見工場(大分県津久見市)に建設します。

 この施設は木材をチップ化する木材破砕設備と、チップ化した木材をキルン(セメント焼成炉)に投入する設備からなり、これにより年間22,500トンの木材を受入れ、石炭の代替燃料として活用することが可能となります。
 本事業の推進にあたっては、大分県の指導のもと、林野庁が進める「木質バイオマス資源多角的利用促進緊急対策事業」による補助金を受けて施設を建設しますが、同制度を活用した木質バイオマスの利用は全国で初めてです。
 本施設の稼動により石炭使用量を低減することができ、二酸化炭素の排出削減にもつながります。また、焼却処理による廃棄物の発生がないため最終処分場の延命化が図れます。さらに、間伐の推進により健全な森林育成にも貢献できるものと期待しております。


<木質バイオマス利用施設の概要>

工 場 所 在 地 大分県津久見市合ノ元町2−1
木材受入、破砕設備 処理能力=20トン/時、工場に隣接する水晶山石灰石採掘跡地に建設
木材チップ投入設備 焼却能力=4トン/時、4号、5号キルンプレヒータ部に付設
 工 事 期 間 平成14年3月〜11月(竣工予定)
 稼 動 開 始 平成14年12月(予定)
 処 理 対 象 間伐材、建設発生木材、ダム流木、製材端材(計22,500トン/年)
 総 事 業 費 6億9000万円(内2億3000万円は「木質バイオマス資源多角的利用促進緊急対策事業」による補助金=平成13年度林野庁補正予算)
※なお、本施設建設にあたり5月13日(月)午前10時より現地にて起工式を執り行います。


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