ホームニュースリリース2006年特別損益の発生について

ニュースリリース


2006年4月25日

太平洋セメント株式会社

特別損益の発生について


 平成17年度決算において、下記の通り特別損益が発生いたしますので、お知らせいたします。


1.特別利益の発生
 当社は収益力の向上と財務体質の改善を図り企業価値の最大化を目指すべく07中期経営計画を策定し、投資・事業全般の見直しを行っております。
 今般、その一環として上場有価証券等を売却し143 億円の株式等売却益を計上いたしました。
 なお、株式等売却益のうち連結子会社の株式会社日本セラテック及び東海運株式会社につきましては、それぞれ平成17 年11 月16 日及び平成18 年2 月22 日に公表済であります。


2.特別損失の発生
 当社持分法適用関連会社である韓国の雙龍洋灰工業株式会社(以下同社)は、当社及び同社の債権金融機関協議会と、平成13 年11 月に経営正常化計画を履行するための約定を締結し、経営再建を進めてまいりましたが、収益構造の改善とともに財務安定性及び流動性が大きく改善されたとして、平成17 年11 月末をもって経営正常化計画は終了いたしました。
 当社が保有する同社普通株式の韓国取引所における株価による決算時の時価は、取得価額に対し47%低下しております。同社株価の回復可能性について、経営正常化計画終了後の株価の動向、韓国セメント業界の動向等を基に検討しましたが、1年以内に取得価額まで回復することを予測出来ないと判断し、金融商品会計基準に基づき減損処理することといたしました。
 また、同社優先株式を保有する当社海外連結子会社につきましても、平成18 年3 月末で見積もられる損失を、引当金計上することといたしました。
上記により発生する特別損失は、株式等評価損212億円、海外投資等損失引当金繰入額87億円であります。

 なお、連結決算におきましては、上記損失は消去されるため、損益への影響はございませんが、評価損計上に伴う連結調整勘定相当額の一時償却が9億円発生する見込みです。


3.今後の見通し
 本日、上記特別損益を織り込みました業績予想の修正を行っております。


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