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XRD/リートベルト法による高精度品質管理システム


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私たちが暮らす様々な生活環境で使用されている「セメント」。どんな構造物にも幅広く使用され、今では私たちの暮らしの中で欠かせない材料の一つとなっています。セメントは大別すると表1のように5つに分類されます。これは含まれる構成物の違いで分類され、使用する目的に応じて使い分けられます。
リサイクルの重要性が叫ばれる近年、実はセメントの製造においても、他の産業から排出される廃棄物や副産物などのリサイクル資源を原燃料としています。廃棄物や副産物がセメントの原燃料として利用できるのは、その中にセメントの主要成分(酸化カルシウム、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、三酸化鉄)が含まれているからです。しかしそれ以外にも、微量成分を含んでおり、天然の石灰石や粘土と違って均質なものを安定的に調達することが難しいという特徴もあります。このため廃棄物や副産物を原燃料として利用するには、より高度な品質管理を行うための技術開発や設備投資が欠かせません。
当社は、セメントの品質を損なうことなく廃棄物や副産物をセメント原燃料として使用を拡大するために、より高度な品質管理に挑戦しています。
表1 セメントの分類

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