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耐久性予想システム


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従来の耐久性予測では、単一の劣化因子の挙動しか解析できませんでした。例えば塩害のシミュレーションでは、計算されるのは塩化物イオンの移動のみです。
しかし、実際のコンクリート構造物中には、塩化物イオンのみならず種々のイオンが共存し、相互に影響を及ぼしあいながら、各種水和物との物質のやり取りが行われています。こうしたイオンと水和物との間の相互作用は、熱力学的相平衡を用いて計算することが可能です。したがって、耐久性のシミュレーションにおいて物質の移動を精度良く予測するためには,熱力学的相平衡を組み合わせた物質移動のモデル化が不可欠です。
当社の耐久性予測システムは、複数種のイオンの解析が可能な物質移動モデルに、セメント硬化体の相平衡モデルを組み合せ、相互のモデルを連成させたシステムを構築することで、実現象に則した耐久性シミュレーションを可能にしました。



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