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混合セメント設計システム(TCDS


>はじめに >システムの概要 >混合セメント設計への適用 >今後の展望

はじめに

海外のセメント市場では混合セメント化が急速に進展しています1)。図1は世界のセメント製造におけるクリンカー/セメント比率を示しており、クリンカーの割合が年々減少し、混合材の使用比率が上昇する傾向にあることがわかります。
また、海外における適用規格(例えばASTM, EN, GB等)では国内規格と異なり3~4成分系セメントの製造が認められています(図2)。これらの理由より広範な混合セメントの設計を迅速に実施し、ユーザーに提案してゆく必要性が今後ますます高まっていくものと考えられます。

1) CSI Forum2011:The cement sustainability Initiative.

世界のセメント規格

海外向けの混合セメント設計に対応するためには、国内規格ではカバーされていない多成分系セメントのデータ拡充が不可欠となりますが、各混合材の粉末度やセメント品種までを考慮した場合には膨大な水準数となるため、実験によるデータ収集には限界があります。そこで、本研究では収集データ間の高精度な予測方法を検討し、広範な混合セメント設計を可能とした混合セメント設計システム(Taiheiyo cement Composite cement Design System:TCDS)を開発しました。


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