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ニュースリリース


平成12年9月21日

太平洋セメント株式会社

韓国セメントメーカーへの経営参加について


 太平洋セメント株式会社は9月21日、韓国最大のセメントメーカーである雙龍洋灰工業株式会社との間で、同社への資本参加と共同経営に関し基本合意いたしました。
 当社と雙龍社は過去10年以上にわたり、研究開発や工場管理など様々な分野で協力関係を維持してきました。
 この間欧州・メキシコなどのセメントメーカーを中心とした国際セメント市場での競争が激化し、両社は将来にわたってさらに連携を強化すべきであるとの共通認識を持つに至りました。そこで具体策について協議を進めた結果、この基本合意が成立したものです。
 世界のセメント産業の国境を越えたグローバル規模での事業活動、市場獲得競争、系列再編成などといった動きは、近年きわめて激しいものがあります。当社としては、雙龍社を国際戦略のパートナーに加えることにより、生産・物流ネットワークを一段と強化することになり、競争力を強化し、国際市場でのプレゼンスを高め、事業機会を拡大することができます。

 経営参加の内容は次の通りです。
1. 資本参加
 当社は雙龍社の第三者割り当て増資一括引受けの形で日本円350億円を出資する。そのうち200億円は額面5000ウォンの普通株式に、150億円は優先株式に充てられる。これにより当社の持株比率は約20%となる。
2. 共同経営
 当社は雙龍社側と同数の取締役および代表取締役を選任し、共同で雙龍社の経営にあたる。

 今回の基本的事項に関する合意を受けて、今後詳細協議を進め、本年10月には最終合意書の調印と出資金の払込みを行う予定です。


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