このキルンと呼ばれる回転窯は直径4~6m程度、長さ60~100m程度の円筒を横に置いたような形状であり、鋼鉄でできています。この内部には、隙間なく耐火レンガがはりつけてあり、高温に耐える構造になっています。 予熱機を経た原料は、すぐにこのキルンと呼ばれる回転窯に入り、キルンの回転により窯内をゆっくり移動します。窯内温度は最高1450℃に達し、化学反応が行われることで、セメントの元となるクリンカという石状の鉱物が出来ます。