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世界最高強度を達成するPFC(無孔性コンクリート)の開発


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はじめに

コンクリートは私たちの暮らしに欠かせない建設材料ですが、これを高強度化することによって様々なメリットが得られます。たとえば、強度を高くすると一定の力に耐えるために必要な断面積が少なくなるため、建築物の高層化や土木構造物の長大化が期待できます。また、緻密な組織を有する超高強度コンクリートは耐久性にも優れ、寿命の長い構造物をつくることができます。
当社はこれまで、超高強度繊維補強コンクリート(UFC)であるDuctalRの販売を2000年から開始し、鋼材と同等の圧縮強度200N/mm2を発現するプレキャストコンクリート技術をいち早く国内に普及させました。また、2006年には圧縮強度150N/mm2を発現するSFPCR(シリカフュームプレミックスセメント)の販売を、2010年には圧縮強度200N/mm2を発現するSFPC200Rの開発を行い、超高強度となるレディーミクストコンクリート技術を確立させています。
この間にも、国内の大手建設会社を中心に超高強度コンクリートの開発競争が進展し、その到達強度は年々向上しています。
このような背景のもと、コンクリートがもつ本来の施工性や実用性を失わずに、世界最高の圧縮強度を発現するコンクリートの実現に挑戦しました。そのためには、材料力学や粉体工学の理論に改めて立ち返り、コンクリート中の空隙を極限まで減少する“無孔化”を追及しました。この新しい世界最高強度を発現するコンクリートを、「PFC(Porosity Free Concrete)-無孔性コンクリート」と名づけました。
当社が開発したPFC(無孔性コンクリート)が、「EMIRA編集委員会」の取材を受けました。
前編
 https://emira-t.jp/vision/15713/
後編
 https://emira-t.jp/vision/15725/


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