業績の概況
当連結会計年度(平成10年4月1日〜平成11年3月31日)
当連結会計年度のわが国経済は、個人消費が依然として低迷するとともに、民間設備投資が落ち込んだため、政府による景気・金融対策にもかかわらず、2年連続のマイナス成長となりました。
また、海外では米国経済が堅調に推移したものの、アジア経済が引き続き低迷しました。
このような状況の下、当連結会計年度の売上高は、日本セメント株式会社との合併による増加があったものの、国内のセメント・生コン及び建材・建築土木の需要減少等のために、6,097億3千7百万円に止まり、経常損失は15億2千万円、当期純損失は187億3百万円となりました。
なお、セグメント別の業績は次のとおりであります。
1.事業の種類別セグメント
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ア セメント・生コン事業 |
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米国子会社が昨年に続き好調を維持しましたが、国内セメント及び生コンの需要減少により、売上高は3,020億3千3百万円、営業利益は67億2百万円となりました。 |
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イ 建材・建築土木事業 |
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建設工事等の減少により、売上高は1,774億7千万円、営業利益は16億6千8百万円となりました。 |
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ウ 不動産事業 |
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売上高は156億3千2百万円、営業利益は64億3千2百万円となりました。 |
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エ その他の事業 |
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売上高は1,146億円、営業利益は22億7千6百万円となりました。 |
2.所在地別セグメント
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ア 日本 |
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国内景気の後退による内需の落ち込み等により、売上高5,253億2千1百万円、営業利益42億8千6百万円となりました。 |
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イ 在外 |
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米国のセメント事業等が好調を維持し、またアジアにおける連結子会社が増加したため、売上高844億1千5百万円、営業利益127億9千3百万円となりました。 |
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