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アクアリウムのろ過とは何ですか?
アクアリウムにおいては、物理ろ過、生物ろ過、化学ろ過が知られております。この中でも特に大切なろ過は生物ろ過で、飼育水槽中に魚などのフン、残餌などの蓄積により発生するアンモニアや亜硝酸など有害な物質を、微生物の力で無害化(硝化)させる働きがあります。アクアリウム用ろ過材は、この微生物が住みやすい環境を作ることができます。
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パワーハウスは他の商品と何が違うのですか?
パワーハウスは、生物ろ過を目的としたセラミック製のろ過材です。他の製品と比べ長期間安定した水質を提供します。パワーハウスの最大の特徴は世界で唯一のpHコントロール機能を有しており、ユーザー様の飼育したい生体が好む水質を創ることができます。また、微生物が定着しやすい微生物共存構造(特殊多孔質構造)と大きな表面積も特長の一つです。更に目詰りを起こしにくいラッシヒリング形状で、他のろ過材にはないろ機能性を持ったろ過材です。
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ハードタイプとソフトタイプは何が違うのですか?
ハードタイプはpHの低下(酸性化)を抑制する効果があります。このため、pHを弱アルカリ性で維持させたい海水水槽や、生体飼育数の多い水槽、大型淡水魚水槽などフンなどで水質が悪化しやすい水槽に対しての使用がお勧めです。
ソフトタイプはpHの上昇(アルカリ化)を抑制する効果があります。このため、光合成でpHが上昇しやすい水草水槽や、南米などの弱酸性の河川に生息する淡水熱帯魚を飼育する水槽などへの使用がお勧めです。
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パワーハウスとパワーハウスベーシックの違いは何ですか?
ベーシックソフト・ハードは、水族館など大規模なろ過に使用することを想定して設計した商品です。原料はパワーハウスとほぼ同じものを使用しておりますが、製造工程を低減して低価格を実現した商品となっております。特殊多孔質構造がないため、微生物が定着する表面積はパワーハウスの60%程度となっております。
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ろ過材のサイズはS,M,Lとありますが何が違うのですか?
ろ過材のS、M、Lは製品の粒の大きさを表しております。粒が小さいほど表面積が大きく、微生物を多く定着させることができます。逆に、粒が大きいほど通水性が高くなり、目詰まりを抑制することができます。このため、水槽の大きさや飼育種、個体数などから大きさを選択していただくことがございます。以下に、簡単な目安を示します。
水槽タイプ |
ろ材タイプ |
フィルタータイプ (青字:推奨、赤字:可能) |
水槽サイズ (cm)W×D×H |
水量(ℓ) |
パワーハウス 標準使用量(ℓ) |
上部フィルター |
外部フィルター |
外部ろ過槽 |
60×30×36 |
~ 60 |
0.5 ~ 2.0 |
S M L |
S M L |
S M L |
90×45×45 |
~ 180 |
1.5 ~ 6.0 |
S M L |
S M L |
S M L |
120×45×45 |
~ 240 |
2.5 ~ 10.0 |
S M L |
S M L |
S M L |
180×45×45 |
~ 360 |
3.5 ~ 14.0 |
S M L |
S M L |
S M L |
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スモールフィルターでろ過できる水槽のサイズを教えて下さい?
スモールフィルター一台で飼育可能な水目安は、ネオンテトラ10匹前後45cmサイズ水槽としております。また、スモールフィルターにはパワーハウスのMサイズを標準装備しております。スモールフィルターをご利用の場合は、別途エアポンプが必要となります。
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金魚の飼育にソフトタイプを使用してしまいました。どのような問題がありますか?
金魚やニシキゴイなどの飼育であれば、ソフトタイプよりもハードタイプや金魚用ろ過材をお使いいただくことで、pH低下抑制効果が効果的に機能するため水槽の維持管理が容易となりますが、ろ過材として使用いただく分には全く問題ございません。
魚が大きかったり数が多かったりする場合であれば、次回の交換の際にハードタイプへの切替をお勧めします。
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パワーハウスはどの程度の期間使用できますか?
パワーハウスはハード、ソフトのいずれもセラミックスのため長期間効果が持続しますが、飼育環境により、約1年ほどの使用でpHコントロール機能が低下します。このため、当社では1年から1年半での交換を提案しております。但し、通常の生物ろ過材としてはご使用いただけます。
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ソフトタイプを使用して水のpHを下げることは可能ですか?
ソフトタイプはpHの上昇を抑制する効果がありますが、中性の水に対してのpH低下は0.3程度と弱く、ソフトタイプのみを使用してpHを下げることは推奨しておりません。