"粉がかたちになったもの"に、
ついエールを送ってしまう

/ ワタシのセメント気質

熊谷工場 製造部 製造課 芦野 光さん|診断結果:ジオセット 太平洋セメントで働く人たちの“らしさ”に迫る「ワタシのセメント気質」。自分の性格をセメントにたとえるユニークな「セメント診断」を入り口に、仕事への向き合い方ややりがい、日々の挑戦、そして社員それぞれが持つ“セメントへの想い”をひもといていきます。

今回登場するのは、熊谷工場で製造部 製造課に勤める芦野 光(あしの・ひかる)さん。2013年に新卒で入社し、藤原工場やグループ会社への出向などを経て現職に。学生時代から“粉”に魅了され、化学工学の分野で研究に没頭。現在も“粉”に魅力を感じながら、セメントづくりに向き合っています。好きな食べ物は小麦“粉”を使ったパスタで、ナポリタンはベーコン派。休日は、子どもたちとアニメを観て過ごしたり、ウイスキーの飲み比べを楽しんでいるそう。

そんな芦野さんの診断結果は、縁の下の力持ち、組織にひとりいると安心な存在「ジオセット」。トラブル時にも冷静に対応し、率先して動く姿勢は、まさに製造現場を支える存在そのものです。社会を支えるセメントをつくる仕事への姿勢や、その眼差しの先を追いました。

ジオセット

ピンチで本領発揮!

何があっても安心な縁の下の力持ち

キャラクターの特徴

軟弱地盤を固めるのに使用される縁の下の力持ち。イメージカラー:紫

ジオセットのあなたは・・

まさに縁の下の力持ち、組織にひとりいると安心な存在です。何が起きても冷静に対処できる、安定感のある人。ピンチに強く、どんな事態でも打破できる強さと賢さを持っています。「あなたがいればなんとかなるから」と、少々ハードモードな状況に置かれることが多いのは、あなたの問題解決能力の高さゆえ。「自分がなんとかしてみせる」という芯が強い、ブレない人です。しかし、その淡々と処理していく様子が、人によっては冷たく感じられることも。意志が強い反面、ときおり頑固になったり、自分のやり方に固執しているように見えたりすることがあります。たまには肩の力を抜いて、周りの意見を聞いてみてください。リーダーシップあふれるあなたのファンが、さらに増えるはずです。

ジオセットとは

建物の基礎として十分な強度のない軟弱地盤を安定させるためのセメント系固化材。土と混合することにより速やかに反応し、軟弱地盤を固化、安定させてくれる。ちなみに「ジオセット」は太平洋セメントが製造するセメント系固化材の商品名。

Q. セメント診断の結果はどうでしたか?

正直、うれしかったです。の部署ではリーダー的な役割も増えてきたので光栄です。工場運営にはトラブルが発生してしまうこともあります。そういった意味でもジオセットの「ピンチに強い」は、必要な要素だと思ってます。社歴10年を超えて、やっと身につけられたかなと。

この仕事は、「セメントをつくろう!」とひとりで言っていても始まらない。製造課が他部署や協力会社にお願いして動いてもらうことで、はじめてセメントができるんですよね。ジオセットの「自分が、なんとかしてみせる」という言葉を「自分は、なんとかしたい」と言い換えて、率先して行動し周囲を巻き込みながら仕事を進められればと思っています。

......いちばんのピンチですか?藤原工場勤務のときに、新しい集塵機*を設置するプロジェクトの担当になりました。いざ設置してみたら、うまくいかずに、焦って何日もかけてその原因を調査しました。結局、原因は気象条件が重なって起こる現象でしたので、人体や環境、セメント製造自体に悪影響はないということがわかって安心しました。けれど、結果がわかるまでは眠れない日々を過ごしましたね。


*集塵機......製造工程で発生する粉じん(セメント、原料、石炭灰など)を回収し、大気への排出を防ぐ設備

Q. ふだんのお仕事の内容を教えてください。

製造課としての大きな役割は、需要に見合った供給量を確保するための生産計画です。その中で私は、コスト低減や工程の省力化をしています。併せて設備の不具合やトラブルがあった場合には、すぐに対応します。

あとは、製造課長の補佐としての役割も。課長が判断をするために必要な情報を収集してまとめたり、新設備導入の際には旗振り役も担ったりします。若い後輩たちが多くなっていますから、自分の経験を含めた技術伝達や日常業務の指導も......。こうしてしゃべってみると、けっこう多いですね(笑)。    

ジオセットの診断結果に「リーダーシップあふれる性格」とありましたが、ひとりで前に立って引っ張るというよりは「みんなで頑張っていきましょう」と周囲の力を引き出しながら、私自身も一緒に同じ方向を向いて仕事に取り組めるよう心けています。

Q. 「こういうふうになりたい!」と思うセメントはありますか?

「エコセメント」の「愛にあふれ、愛に生きる人格者」という言葉に憧れがあります(笑)。仕事柄、工場内外でさまざまな立場の方々とお話することが少なくないので、コミュニケーションの部分で取り入れたいです。相手によって伝え方を工夫してみたり、お願いするだけではなくこちらでできることはないかを探ってみたり、常に相手を観察するようにはしていますね。

環境やエコという文脈で言うと、セメン製造における排ガスからCO2を分離・回収する技術研究開発を行う部署と工場側の橋渡し役をしたこともあり、意識が高まりました。

Q. セメントのどういうところが好きですか?

大学・大学院を通して、化学工学の分野で""を使った装置の研究をしていました。毎日粉まみれになっていたんですよね。そこで、粉がおもしろくなった。粉とひとくちに言っても、千差万別。装置にかけて動き方を見ていたんですが、種類によってぜんぜんちがう動きをするんですよね。一見、大したことないと思うものにこそ個性があることがわかって、粉にのめり込みました。ここまでたらこだわろうと、「セメントも粉だよな」ということで就職を決めました(笑)。

太平洋セメントに入社をしてからは、"粉がかたちになったもの"としてセメントからできるコンクリート構造物にも目を向けるようになりました。海に行って、波に打たれて削られている消波ブロックを見ると、「まだいける!」とか「頑張れ!」とエールを送っている自分がいます(笑)。

真面目に言うと、セメントは今の社会に必要不可欠な素材だと思います。インフラを支える素材というだけでなく、廃棄物を再利用するなど社会の循環を担ってもいるんです。セメントなしには社会は成り立たないと言ってもいいかもしれません

Q. ふだん、どうやってセメントのことを勉強していますか?

製造部としての勉強と捉えると、これは難しい質問です......。たとえば新しい設備を導入するときには、教科書や研修みたいなものはありません。過去に似たような事例を担当した先輩に聞きに行って、テストのデータを共有してもらったり、失敗・成功事例を直接教えてもらったりしています。経験を積まれた先輩たちは、なんでも教えてくれますね。藁にもすがる思いで、何度も足を運んで聞き漁ります。

ただし、本当に前例がないものに関しては、体当たりでやってみるしかない......。トライアンドエラーをくり返していくことになります。

Q. お仕事でやりがいを感じる瞬間は?

2020年に完成した群馬県の八ッ場ダムは、弊社のセメントが使われています。「八ッ場ダムは、うちのセメントなんだよ」って会話の種にすることもありますし、自慢ですね。実際に、家族と何度か見に行きました。出荷するときは粉なんですけど、いざかたちなって目の前に現れると、いい仕事したなって思えますね。粉がかたちになって、立派な姿を見せてくれていると思うと、ちょっと感慨いですね(笑)。

やりがいというよりも、襟を正さなきゃなと思うことはよくありますよ。当社はセメント国内販売シェアが3分の1を超えており簡単にうと自分が実際に歩いたりで走っている道や、目にする建造物に使われているセメントの3分の1当社が提供したことになるわけです。その事実を忘れずに、これからもしっかり仕事していかなきゃなという気持ちは常に持っていますね。

一方で、世の中に対しても「これ、うちの仕事です!」っていうアピールをもっとしていけたらいいなとも思います。たとえば、「このビルに使われているコンクリートには、太平洋セメントの製品が使われています」ってことがかるハンコがビルのどこかに押してあったりすると、おもしろいですよね。実際にできるかどうかは別として周囲に自慢しやすくなるなと思ったり

Q. 太平洋セメントの魅力とは?

セメントづくりと社会貢献が完全に一体になっているところが魅力ですね。私たちはセメントをつくる工程で、廃棄物や副産物を原料や燃料として受け入れ利用します。つまり、セメントをつくって社会に届けるという当社の本業そのものが、資源循環にもつながっているんです。

インフラの基幹素材を供給する「動脈産業」と、廃棄物を資源化する「静脈産業」。この2つが両立した産業に携われている
ことを、誇りに思っています。

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