2021年に策定した「太平洋セメントカーボンニュートラル戦略2050」に
基づく取り組みについてご紹介します。
ゼロカーボン・セメントの実現に向けて
カーボンニュートラル技術の確立はセメント産業の将来に繋がる最重要課題であると捉えると同時に、当社の成長戦略と位置付けています。
当社では、「カーボンニュートラル技術開発プロジェクトチーム」を新設し、2050年にサプライチェーン全体としてカーボンニュートラルを実現するべく総力戦で取り組んでいます。
3側面でのCO2削減ビジョン
長期ビジョンの実現に向けては、既存技術を応用・発展させることに加え、 革新的技術を開発しコストも含めて実用可能なレベルにまで高めることが必須条件です。「カーボンニュートラル技術開発プロジェクトチーム」を中核として社会実装可能な技術を早期に確立し、下記3側面でCO2を削減することで、2050年までに実質的なカーボンニュートラルの実現を目指しています。
サプライチェーンにおける取り組み
当社の取組課題がサプライチェーンにおいてどのような場面に位置付けられているのかをご紹介します。
あなたの気になる取り組みにカーソルを合わせ、詳しく見てみましょう。
セメント製造
- セメントキルンに適した効率的なCO2の回収
- クリンカ改良・混合材利用等による低CO2セメントの設計・開発
物流
タンカー及びトラックの省エネ化、EV化
コンクリート製造
CO2硬化型セメント等によるCO2利用
骨材生産・物流
トラックのHV化、EV化
供用・解体
コンクリートによるCO2の吸収
再利用
解体コンクリート・生コンスラッジの活用
廃棄物・副産物調達
サーキュラーエコノミー構築への貢献
石灰石採掘・物流
- 重機:EV化
- 鉱山緑化