豊富な保有資源と
蓄積されたノウハウを活かして、
様々な分野のニーズに対応しています。
太平洋セメントは全国に多くの石灰石鉱山を保有し、豊富で良質な石灰石資源をセメント原料として供給。また、建築土木・鉄鋼・化学・製紙の分野など多様な用途に向け販売を行っています。さらに無機鉱物を原料とした高付加価値品の販売や、汚染土壌の処理事業も進めています。
Point01
石灰石を中心とした資源サプライヤーとして
~石灰石を中心に多種多様な製品を~
日本で唯一自給ができる資源でありマルチな機能を持つ石灰石は、セメント原料以外にも様々な用途に活用されています。例えば、鉄の精製のため。鉄は鉄鉱石を精練してつくりますが、その精製過程で不純物を除くために石灰石が使われます。あるいは製紙用。紙の内填剤、コート材として石灰石は欠かせない素材です。
生石灰・消石灰・フィラー・珪石・珪石粉など取扱い商品は石灰石以外にも様々。さらに中空セラミックス、重晶石、ワラストナイト、マグネサイトなど日本で手に入れにくいものは海外ネットワークを駆使して輸入、販売しています。また韓国・台湾へは石灰石を輸出し、海外市場へも展開しています。
Point02
石灰石を中心とした資源サプライヤーとして
~鉱山から産出する骨材を主体に販売~
コンクリート用骨材については、石灰石鉱山を中心に砂岩や安山岩の採掘場など全国各地に供給拠点を設け、さらには軽量骨材から重量骨材まで多様なニーズに対応しています。
石灰石骨材は、生コンクリート用の粗骨材と細骨材が主要商品ですが、コンクリート製品用、路盤材など土木用の骨材も着実に需要が伸びています。また石灰石以外の骨材として砂岩や安山岩の供給拠点を各地に設け、それぞれの採掘場から骨材をユーザーへ直送しています。
Point03
資源をさらに活用するための技術開発を
無機鉱物の高付加価値化を目指した機能性マテリアル事業にも注力しています。例えば、LEDの原料となる窒素化合物「チッカライトR」、パワー半導体の原料となる「超高純度炭化ケイ素」、超微粒の無機系中空材料などを開発してきました。
Point04
汚染土壌のトータルソリューション
~建設発生土の処理、有効利用~
首都圏を中心とした公共事業や都市開発工事などの大型工事に伴って発生する膨大な建設発生土の円滑な処理および有効利用は社会的な課題となっています。
資源事業部ではこの建設現場の課題に対してソリューションメニューを提供しています。汚染のある建設発生土についてはセメントの原材料として資源化処理を行い、汚染のない良質な建設発生土については鉱山の埋め戻し材として受け入れることで、建設発生土の有効利用を実現しています。また、重金属などの汚染物質が溶出しないように処理するための資材/不溶化材「デナイトRシリーズ」を提供し、原位置での有効利用も推進しています。