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マテリアリティ


当社グループは140年以上にわたりセメント製造を通じて社会課題の解決を図ってきました。
これらの取り組み自体が社会的使命でもあり、マテリアリティでもあると認識しています。

リスクと機会の特定

全社リスクの洗い出し・評価と特定の概要

当社グループでは3年に一度の「全社リスクの洗い出し・評価」を実施しています。今回(2022年度)の取り組みでは、大きく変化した事業環境・リスクをふまえ、当社グループの経営の不確実性に重大な影響を与えうる全社リスクを特定することを目的として実施しました。

全社リスクの洗い出し・評価と特定のプロセス

Step 1
当社の38事業所を対象として、リスクの網羅的な棚卸しとともに23中計の目標の達成および2022年度に見直したマテリアリティ(サステナビリティ重要課題)の取り組みを阻害するリスクの洗い出し
Step 2
洗い出されたリスクの実態や懸念に関する情報収集と分析を行い、当社グループの経営の不確実性に重大な影響を与えうる全社リスクを特定
Step 3
全社リスクのレビュー(リスク管理・コンプライアンス委員会)
Step 4
全社リスクの特定(サステナビリティ経営委員会)

特定された「全社リスク」と事業機会、事業戦略

全社リスク 事業機会 事業戦略
自然災害の激甚化と施設・設備老朽化リスク
  • 環境配慮型製品(CO2低排出製品)のニーズの高まり
  • 都市の強靭化、防災・減災化への対応
  • カーボンニュートラルへの着実な移行
  • 国土強靭化のための重要資材供給
  • 循環経済形成のキープレイヤー
サプライチェーンの経営変動リスク
  • 循環経済への移行
  • サプライチェーンの再編、他社からの事業承継
人材関連リスク
  • DX・デジタル化の加速
  • サステナビリティ先進企業として人材の獲得
第三者意見

 貴社のマテリアリティ選定はオーソドックスなプロセスであり、KPIと時間軸、また関連するガイドライン類には納得感があります。「カーボンニュートラル」と「循環経済」の2項目が貴社の最も重要なテーマですが、「循環経済」はCO2排出の削減につながると同時に、成長と収益をもたらします。まさにSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)の時代において、戦略性が実証された事業と言えます。一方、CO2回収型キルンの実用化構想でのCO2利用を機械プラント会社やガス会社と展開するという新しいビジネスモデルは、ヨーロッパ型のサーキュラーエコノミーへのステップ・アップと言えます。貴社の歴史ある企業使命「泥土をもって国家とす」が今後ますますの求心力と輝きを発揮されることを確信します。

一般社団法人グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン
代表理事 有馬 利男

マテリアリティ

 当社グループは、140年以上高品質のセメントや建設資材を社会に供給しインフラや生活環境を支えるとともに、地球環境に配慮した事業を行ってきました。これらの経験に基づき、気候変動をはじめ直面する様々な環境や社会の課題への取り組みにおいて目指すべき姿や方向性の整理のためにマテリアリティを特定しました。

マテリアリティの特定プロセス

 課題の抽出から妥当性の確認までを3つのステップで実施しました。その結果、財務側面および環境・社会側面から計12項目のマテリアリティを特定しました。

※ SDGs、ISO26000、GRIスタンダード、ESG評価機関の評価項目、GCCAサステナビリティ・フレームワークなど

特定されたマテリアリティ

 重要度が「より高い」「きわめて高い」12テーマをマテリアリティとしました。

マテリアリティと主なKPI一覧

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