ホームニュースリリース2002年大船渡IPP事業の中止について

ニュースリリース


平成14年12月5日

太平洋セメント株式会社

大船渡IPP事業の中止について


 太平洋セメント株式会社は、大船渡工場構内(岩手県大船渡市)にて予定していた東京電力株式会社向けIPP事業を中止することを決定し、本日、同社へ申し入れ致しました。

 弊社を取り巻く事業環境は、公共投資縮減等によるセメントの国内需要の急激な減少、またグローバルな企業間競争の激化により、今後ともより一層厳しさが増していくものと予想されます。
 このような状況のもと、弊社は財務構造の改善・経営基盤の強化を図るべく中期経営計画を策定し、投資・事業全般の見直しを行っておりますが、有利子負債の削減および資産効率の改善を図ることを最優先に取り組むべきとの判断から、未だ初期投資段階である大船渡IPP事業を断念することと致しました。
 この度の大船渡IPP事業の中止により、東京電力株式会社、並びに関係者の皆様にご迷惑をお掛けすることを、大変申し訳なく存じております。
 なお、本事業の中止に伴い、今期約15億円の損失発生が見込まれますが、財務構造の改善の一環として進めている固定資産の処分等により特別利益も発生する見込みのため、現時点での損益見通しには変更ありません。


<大船渡IPP事業の概要>

1. 電力卸売契約先 東京電力株式会社
2. 契約締結日 2000年2月21日
3. 発電所名 太平洋セメント大船渡発電所
4. 発電所所在地 岩手県大船渡市赤崎町字跡浜21−6
太平洋セメント株式会社大船渡工場構内
5. 発電設備 石炭焚汽力発電設備(ボイラ形式:
循環流動層型)
6. 供給開始予定年月 2006年6月
7. 発電端出力 149,000キロワット
8. 契約最大電力 134,000キロワット
9. 年間平均利用率 50%
10. 契約供給期間 15年間


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