ホームニュースリリース2006年超高強度コンクリート用「シリカフュームプレミックスセメント」を開発

ニュースリリース


2006年7月6日

太平洋セメント株式会社

超高強度コンクリート用「シリカフュームプレミックスセメント」を開発


 太平洋セメント株式会社(代表取締役社長:鮫島章男)は、このたび超高強度コンクリート用セメント(商品名:シリカフュームプレミックスセメント)を開発いたしました。

 近年、都市部における超高層建築物などでは、構造物の更なる高層化や部材のスリム化・長スパン化の進行に伴って、設計基準強度(Fc)100N/mm2超級の高強度コンクリートの実用化が進んでおり、良好な施工性を確保 しつつ、これまで以上の低水セメント比化、高強度化を達成できるセメントが必要とされていました。
今般開発した「シリカフュームプレミックスセメント」は、高層住宅用高強度コンクリートへの使用実績の多い低発熱系セメントをベースセメントとし、これに分散性に優れる低比表面積のシリカフュームを最適量配合することにより、コンクリートの粘性低減や流動性の改善を図り、設計基準強度80N/mm2〜120N/mm2級やこれを上回る超高強度コンクリートの製造を容易に可能としたものです。また、自己収縮の低減や、耐中性化、凍結融解抵抗性など耐久性面でも優れた性能を発揮します。
 「シリカフュームプレミックスセメント」の性能に関しては、当社中央研究所における系統的な性能評価に加え、既に8箇所の直系生コン工場で通年に渡る実機試験を実施、実物大の模擬部材における強度発現性状の確認やポンプ圧送性などについても検証を終えており、実機規模でも実用上十分な施工性を有する超高強度コンクリートの製造が可能であることを確認しています。

 なお、「シリカフュームプレミックスセメント」は、8月から熊谷工場(埼玉県)で生産を開始し当面は関東地区を主要販売エリアとしますが、関東に次いで需要の多い中部地区・関西地区への供給についても生産場所を含めた検討を進めております。


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