耐久性予想システム
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熱力学的相平衡モデル
このモデルは、ある系に存在する成分が、与えられた条件(温度、pH、酸化還元状態など)において、どのような化学種や固相として存在し、それらの量がどの位なのかを、平衡論に基づいて計算します。

物質移動モデル
本シミュレーションにおける各種イオンの液相中での移動は、Nernst-Planck方程式およびPoisson方程式を支配方程式として、数値計算により求められます。 Nernst-Planck方程式は質量保存則、Poisson方程式はイオンの移動に伴い生じる静電ポテンシャルに関するものです。
Nernst-Planck方程式およびPoisson方程式の連成解析は、有限要素法を用いて解くことができます。ここで、空間に関する離散化はガラーキン法、時間に関する離散化はΘ法( Θ = 0.878)が用いられています。
Nernst-Planck方程式の生成・消失項には熱力学的相平衡モデルの結果が代入されます。これにより、物質移動モデルと熱力学的相平衡モデルが連成され、気相・液相・固相組成の経時変化が予測可能となります。
Nernst-Planck方程式の生成・消失項には熱力学的相平衡モデルの結果が代入されます。これにより、物質移動モデルと熱力学的相平衡モデルが連成され、気相・液相・固相組成の経時変化が予測可能となります。
