混合セメント設計システム(TCDSⓇ)
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適用例
TCDSの混合セメント設計への適用例を、以下のケースにより説明していきます。ここでは、EN規格-CEM V/A、強さクラス32.5N(クリンカー量:40-64%、BFS量:18-30%、FA量:18-30%、28d強さ:32.5-52.5N/mm2)に適合する混合セメント設計を実施しました。また、この条件だけでは結果が膨大となるため、BFS、FA粉末度、LSP量に以下の制約を加えました。条件をまとめると下表の通りとなります。
結果
得られた結果の一部を以下に示します。これより、Nセメントをベースとした場合にも、セメント量40%で要求仕様を満足すると推定され、FAの粉末度でも強さを制御可能であることがわかりました。本システムでは混合材にBFS、FA、LSPを使用した系であれば
どのような配合でも、セメント配合と特性値の関係を定量的に得られ、
要求仕様を満足する混合セメント配合を設計することができます。