シンガポール・台湾の拠点管理・後方支援を担当。
当社の次代を担う柱の一つである海外事業の
アジア最前線をサポートしています。
海外管理
N.A
海外事業本部 管理部 第2グループ
外国語学部 フランス語学科卒
2017年入社
Q.1/8
どんな就職活動を
行いましたか?
父がインフラ企業に勤めており、世界中を飛び回って仕事をしている姿を見て、ずっと憧れのような気持ちを抱いていました。また私は学生時代に1年間フランスに留学していたのですが、現地で多国籍の人と関わりを持ったことで、異なる文化圏とふれあうおもしろさを実感しました。
そうしたことから就職活動では、「社会の基盤を支えるインフラ産業」「グローバルに活躍している会社」という2つの軸で企業を検討。どちらかといえば「川上」にあたる産業で、社会的影響力の大きい商材を取り扱う企業に漠然とした憧れを抱きながら、就職活動をスタートさせました。
Q.2/8
当社への
入社動機は?
2つの軸で就職活動を進めていく中で着目したのがセメント会社でした。きっかけは、大学の卒業生でもある太平洋セメントの人事の方による、学内での会社説明会。そこで、セメントが都市ごみなどの廃棄物を原材料に製造されていると聞き、衝撃を受けました。根っからの文系人間にとっては初めて耳にする話で、「人間活動」と「環境活動」の両立を図っているセメント事業に大いに魅力を感じました。
また、その方自身は「グローバル展開に惹かれた」から太平洋セメントに入社したと、実にイキイキと話をされていたため、同じグローバル志向の自分もこの会社ならイキイキと働けるにちがいないと考え、志望しました。
Q.3/8
現在の仕事(職種)について
教えてください。
シンガポールと台湾にある当社駐在員事務所や子会社・関連会社の管理と後方支援を担当しています。具体的な業務としては、海外に赴任する従業員の庶務面における各種手続きや、現地子会社の株主総会・取締役会の準備やサポートなど、多岐にわたります。現地のローカルスタッフとは英語でやりとりしていますが、どちらも母国語ではないため、認識に齟齬が生じないよう注意深くコミュニケーションをとるようにしています。また並行して、中国語も習得すべく猛勉強中です。
まだこの担当に就いて日が浅いのですが、単に目の前の業務をこなすのではなく、各業務がどのようなつながりを持ち、それが各社の事業とどう関わっているのかといった、幅広い視野を持つよう心がけています。それにはシンガポールと台湾それぞれの情勢も関係してくるので、関連ニュースには常にアンテナを張っています。
海外事業は当社の次代を担う柱の一つであり、中でもアジア地域は重点エリアでもあるので、その最先端とも言える仕事に携わることができる点に、やりがいを感じています。
Q.4/8
この仕事で大切に
していることは何ですか?
仕事におけるどんな一瞬も大事にしたいという貪欲さを大切にしています。これは上司から学んだことで、「10年先の自分を気にすることも大事だが、まずは今の仕事から何が得られるかを大事にしてほしい」と言われ、その時から肝に銘じています。
実際、振り返ってみると、北海道の上磯工場に新入従業員として入社した時から今に至るまで、経験したあらゆる仕事がすべて地続きにあり、全部が今の自分の身になっているということを強く実感します。セメント製造現場のすぐそばで仕事をしていた工場時代の経験は、本社へ異動となった今、「現場を知っている」という強みとして活きているように思います。また海外事業本部の前担当業務においては、多様な国・地域の駐在員と密に連絡をとることにより、海外事業の全体像を把握することができました。
これからも、「今この瞬間に、自分がなぜどのように必要とされているか」「目の前の業務から最大限に何を吸収できるか」ということを常に念頭に置いて仕事に取り組んでいきたいと考えています。
Q.5/8
心に残っているエピソードを
教えてください。
海外事業本部 管理部 業務グループに所属していた際の、2回にわたるフィリピン出張が印象的でした。1回目は、ちょうど当社の関連会社である太平洋セメントフィリピンズのセメント工場において、全面的な生産ラインの更新を行う「フィリピンリニューアル工事プロジェクト」が始まった時期で、その起工式に参列しました。生産設備がすべて撤去されたまっさらで広大な敷地を目にして、その規模の大きさに圧倒されました。加えて、「最新鋭の工場を建てて、これまで以上に太平洋セメントに貢献するぞ!」という、プロジェクトメンバーと現地スタッフの熱い士気に胸を打たれました。
2回目はそのおよそ半年後。わずか半年の間に土木建築・機械工事がかなり進んでおり、その景色は半年という短い期間では考えられないほどに大きく変わっていました。大規模な工事を、これだけのスピードで取り組むことができる当社グループの力強さを、自分の身をもって感じた経験となりました。
Q.6/8
働いてみて感じる当社の
社風・らしさとは何でしょう?
役員・従業員の誰もが非常に温かいと思います。上司や先輩からは、たとえ失敗しても見放されるようなことはなく、必ずその後のステップにつながるような指導をしてもらえます。役員も従業員一人ひとりをよく気遣ってくださいます。先日、私事にはなりますが容体の悪くなった祖父の看病をしていた時期などは、役員から直々に「家族のことを優先してね」と声をかけていただき、非常にありがたく感じたことを覚えています。
一方で、みんな「力強い前向きさ」を持ち合わせていることも当社らしさと言えます。これは特に北海道での工場時代に強く感じたことです。セメント工場という本当に大きな設備を24時間体制で稼働させるには、「一丸となってやっていこう!」という全員の力合わせが不可欠。そこで自然と、力強さや前向きさ、団結力などが根づいていくのだと思います。
Q.7/8
これからチャレンジして
みたいことは?
今は現部署に異動したばかりで、まだまだ勉強することが多いというのが正直なところです。担当している子会社・関連会社の事業についてもっと理解を深め、より高い視座から自身の業務を行えるよう努めていきたいです。
担当するシンガポール・台湾における事業は、当社が環太平洋地域の中で圧倒的な存在感を放つために欠かせない重要な要素です。その第一線に携わっているという自負のもと、現地駐在員や出向者と密なコミュニケーションをとり、現地と本社、また、国内外のあらゆる事業所をつなぐパイプ役になれるよう成長していきたいと考えています。
Q.8/8
キャリアステップについて教えてください。
基本的には、任された目の前の業務に集中することをモットーとしていますが、いずれは海外駐在を経験することも夢の一つです。やはり出張だけではわからないことも多く、自分が現地に腰を据えて仕事をすることで、初めて海外事業における本当の意味での戦力になりうると考えています。行くなら、やはりセメント工場のある拠点がいいですね。「現場があっての仕事」だと考えているので、現地のモノづくりにふれ、海外と日本それぞれの工場の良いところを互いに生かし合うような視点を得られれば素敵だなと思います。