Staff Interview従業員の声

M.T

現場と密にコミュニケーションを図り
安全かつ効率的に石灰石を採掘する。
鉱山の仕事はスケールの大きさが魅力。

鉱山資源

M.T

鉱業部 土佐山鉱業所 鉱業課
工学府 地球資源システム工学専攻 修了
2010年入社

Q.1/7

どんな就職活動を
行いましたか?

地球環境や資源の分野に興味があったので、大学は地球環境工学科に進学。大学院では、インドネシアの石炭鉱山をフィールドに、鉱山の排水が河川に与える影響とその防御策に関する研究を行っていました。学んでいた専攻を活かせる鉱山開発の仕事に携わりたいと考えていたので、就職活動では、セメント関係や非鉄関係の鉱山を所有する会社を中心に見ていました。
中でも太平洋セメントを知ったきっかけは、大学3年生の時にインターンシップで研修を受けたことでした。鉱山を見たのはその時が初めてでしたが、人工的な構造物とは違う、自然ならではのスケールの大きさに感動したことを覚えています。この経験が契機となって鉱山開発の業務に携わってみたいと、強く思うようになりました。

Q.2/7

当社への
入社動機は?

太平洋セメントのインターンシップを通じて、若手のうちから鉱山運営に携われる職場であることを聞いていたのでやりがいを感じることの出来る会社だと思いました。そこで働く社員との交流を通じて、社員の雰囲気が自分に合っていると感じたことも入社動機です。また、鉱山において採掘される石灰石は国内で唯一自給可能な鉱物資源であり、こうした資源の将来性にも大きな魅力を感じました。

Q.3/7

現在の仕事(職種)について
教えてください。

土佐山鉱業所には、石灰石を採掘する採掘部門と、掘った石を割って品質やサイズで選別する選鉱部門の2つがあり、私は現在、採掘部門を担当しています。
仕事上の使命を一言でいうなら、できるだけ安くかつ効率良く生産することです。そのためにまず、年間の生産予定数量をもとに、採掘計画を立案。採掘に必要な火薬、燃料、修繕工事などを効率良くやり繰りする方法を考え、採掘を行っていきます。重機更新計画の立案、実行なども含め、現場と打合せをしながら進める仕事が多いです。
石灰石は自然物なので、掘る場所によって多少品質が異なります。また、計画的な修繕以外にも急遽、重機の修理が必要となることもあるので、予定採掘量が達成できないこともあります。こうした場合、関連部署と調整を行うのも、私たちの重要な仕事です。

Q.4/7

この仕事で大切に
していることは何ですか?

生産現場において最も大切なことは、安全・保安の確保です。どんな場合もこれを念頭に置いて、仕事に取り組んでいます。特に注意して気を配っていることは、関連部署への連絡漏れがないか、意思疎通がきちんと図れているか、ということです。石灰石を採掘し、加工・出荷される過程には、多くの従業員や協力会社の方々が関わっています。このため、ちょっとした勘違いや連絡ミス、行き違いから、多くの方が迷惑する事態を招くこともありますし、思わぬ事故や災害につながる危険もはらんでいます。段取りに変更があった場合などは、必要な人に、必要な情報がきちんと伝わっているか、十分確認するよう常に心がけています。

Q.5/7

心に残っているエピソードを
教えてください。

入社2年目に北海道の峩朗鉱山に勤務していた時のことですが、主要設備が重故障し、生産がストップしかけたことがありました。峩朗鉱山はセメント工場に隣接して原料を供給しています。石灰石を搬出するラインは1本しかないため、1つでも設備が壊れると石が出せなくなってしまいます。鉱山の生産停止はすなわち工場の稼働が停止することであり、絶対に避けなければなりません。何とかして石を出せないか。現場の人々と知恵を出し合い、まずは石を搬出する仮設ルートを用意。その上で、どうしたら最も早く修理が完了し、通常操業が再開できるかを検討しました。幸い、代替部品が入手できたため、1週間ほどで復旧することができましたが、まだ新人で、知識も経験も十分ではなかったこともあり、とても慌てたことを覚えています。
本来、故障はあってはいけないことですが、こうした経験が学習機会となって、設計図を見直したり、停止中の設備をじっくり見ることで構造を理解できるようになりました。

Q.6/7

働いてみて感じる当社の
社風・らしさとは何でしょう?

若手のうちから責任ある仕事を任せてもらえることだと思います。実際、私は入社から半年で、ある1部門の担当を任されました。正直に言えば、そのときは「大丈夫なのかな」という不安な気持ちの方が大きかったのですが、周囲のサポートを受けながら、目の前の仕事にがむしゃらに取り組んだ結果、課された目標については達成できたと考えています。
仕事のやり方は人それぞれですが、所謂若手社員であっても自分の意見をはっきりと言える職場環境は、当社の良さの一つと感じています。

Q.7/7

これからチャレンジして
みたいことは?

まだまだ経験が足りないので、もっと多くの現場、鉱山を回って経験を積み、スキルを高めることが必要と捉えています。その上で、もしチャンスがあれば、鉱山設備の新設や新規鉱山の開発に携わってみたいですね。また、当社のフィールドは国内だけでなく海外にも広がっているため、いずれは海外経験も積んでみたいと思っています。