Staff Interview従業員の声

G.H

電気のちからを通じ、工場の生産効率向上に貢献。
手がけた製造設備が無事稼動し、
進化した姿を眺めるとき、仕事の手ごたえを感じます。

設備技術(電気)

G.H

上磯工場 設備部 電気課
理工学部 電気工学科卒
2009年入社

Q.1/7

どんな就職活動を
行いましたか?

大学時代の専攻(電気工学)を活かせる業種に的を絞り、就職活動を行いました。機電系の合同説明会に参加した際、素材メーカーのプラントエンジニアリングという領域に電気系出身者が活躍できる舞台があることを知りました。当社のブースで、電気と関わりのある仕事内容について説明を受け、初めて関心を抱き、早速エントリーシート作成をしました。

Q.2/7

当社への
入社動機は?

セメントは、社会を支える上で必要不可欠な産物であるという点に着目しました。特にリサイクル事業については、働きながら社会貢献ができるところが、他メーカーにはない部分であり、大きな魅力を感じました。
そして、自分が勉強してきた電気系の活躍の場が幅広い点です。その他何名のうちの一人ではなく、電気系エンジニアとして主体的に仕事に取り組める環境があることが魅力でした。最終的には、工場見学時に壮大なプラントの風景を実際に見て、この会社で働きたいという気持ちになりました。

Q.3/7

現在の仕事(職種)について
教えてください。

工場内における、設備新設・更新等に関する設計と工事の取りまとめ、ならびに担当設備の保守管理が仕事です。機械系の担当者と協同し、私は電気系の部分を担っています。
入社後、大分工場で5年半勤務した後、現在の上磯工場に異動になりました。工場によって体制や作業手順にやや違いはありますが、設備の設計から修繕、故障対応など、基本的な仕事内容や電気系技術者としての役割は同じです。
少し具体的に言うと、設備の更新や新設の場合、設計段階で運転部門の要望を吸い上げ、必要となる機能を洗い出します。そして、複数の電気メーカーに打診し、何度も打ち合わせを重ねながら、どのような電気機材・機器が妥当なのか、仕様を詰めていきます。電気設備として実現したい機能を、こちらからきちんとメーカーに提示することが重要で、そうでなければ要求する性能に見合った機器・機材が納められません。製造現場の各工程をきちんと理解したうえで、コーディネイト力や折衝力も大事になる仕事です。

Q.4/7

この仕事で大切に
していることは何ですか?

職場内の方々とのコミュニケーションを特に大切にしています。一人で何もかもこなすという仕事ではありませんし、生産効率や安全性という点でも、運用者の要望を可能なかぎり実現することが求められます。安全を最優先した上でのコスト意識が大前提としてありますので、要望のすべてを採用するのは難しいこともありますが、極力、皆の意見を集約し、よりよい設備をつくることを目指しています。
仕事に対するスタンスとしては、先輩や社外関係者を含め、会議で出た意見を自分自身でまとめ、段取ります。設備の更新や新設では、長期安定運転が目標です。これら関係者全員で考えた設備が最終的に操業に入った時は、言葉にできない充実感があります。これから立ち上がるプロジェクトがあれば、率先して携わりたいと思っています。

Q.5/7

心に残っているエピソードを
教えてください。

現在、セメントは天然資源の石灰石に加え、様々なリサイクル原料を用いて製造されています。入社して3年目のとき、リサイクル原料混合設備の新設計画があり、設計から設備稼働まで、主担当として携わりました。材料を輸送するコンベアシステムや、リサイクル原料を添加する工程を既存の設備に増設するため、運転部門の方の意見・要望を聞きながら、関係者と検討を重ねました。
主担当は初めての経験だったこともあり、工事管理や試運転段取り等、慣れない事も多く苦労しましたが、各担当者と連携しながら、工期以内に稼働させることができました。期間は、設計から数えると約半年。入社後1、2年で学んできたことを活かすことができ、ひとつの仕事をやり遂げたという達成感を味わいました。

Q.6/7

働いてみて感じる当社の
社風・らしさとは何でしょう?

入社するまでは、固い雰囲気のイメージでしたが、実際には社内は活気があり、当初のイメージとは異なり、実に働きやすい職場環境だと思います。スケジュールの管理や遵守はもちろん必要ですが、自分でペース配分を考えて仕事を進めることができます。
教育体制もしっかりしています。1~2年目は先輩技術者がフォロー役としてつき、困ったときはすぐ意見を仰げるようになっています。私もこれまで、技術的なことをしっかり教えて頂きました。先輩から習ったことを、自分も後輩に引き継いでいきたいです。

Q.7/7

これからチャレンジして
みたいことは?

当面は、いまの職場である上磯工場の業務に慣れるのが最優先です。工場によって、設備に関する考え方、「設備思想」があります。そこを積極的に吸収していきたいと思っています。将来は、海外工場にも機会があれば行ってみたいと思いますが、まずは各地の工場を回り、経験値をこれからも積み上げていきたいと思います。