Staff Interview従業員の声

M.R

約300社の太平洋セメントグループ全体の
数字を取りまとめる。
会社全体の動きをダイナミックに感じられ、
生産現場のことも知る、
経理のエキスパートとして成長できます。

経理

M.R

経理部 経理グループ
社会学部 社会学科卒
2017年入社

Q.1/7

どんな就職活動を
行いましたか?

私は文系出身で社会心理学を専攻していましたが、「あらゆる人の生活を支えるモノを作っているメーカーで働きたい」という思いから、素材メーカーを志望して就職活動を行っていました。数ある企業の中から太平洋セメントと出会い、モノを作るメーカーが廃棄物のリサイクルを行って循環型社会づくりに貢献している取り組みが、他にはない魅力だと感じました。

Q.2/7

当社への
入社動機は?

当時の採用説明会の際に、『社会の動脈的役割(セメント製造)と静脈的役割(廃棄物処理)の両方を担っている』という説明がとても印象的でした。セメントは建物や道路をつくるのに欠かせない素材であること。さらにセメント製造の際には廃棄物を原料・燃料として使用しており、廃棄物のリサイクルという面でも社会を支えていること。そのような2つの側面を通して、社会の根底を支える仕事に自分も携わりたいと考えたからです。
また、内定後のOG訪問を行った際に、同じ大学の女性社員とお会いして働く環境について優しく答えて下さったことが心に残っていました。この業界は女性が少ないというイメージがありましたが、これから女性採用をもっと増やしていく方針だと知って安心感がありました。人事担当者と女性の先輩とのフランクな雰囲気を通して働きやすい職場なのだと感じましたし、そのイメージは入社してからも変わりありません。

Q.3/7

現在の仕事(職種)について
教えてください。

本社の経理として連結決算業務に携わっています。太平洋セメントは東証一部に上場しており、全国に300社ほどのグループ会社を展開しているので、1つの企業体として決算短信や有価証券報告書といった決算資料の作成を行っています。5名の従業員が役割を分担しており、今年から私はキャッシュフロー計算書という、現金の動きを把握するうえで重要な資料作成を担当しています。日々の業務は、グループ各社の損益のとりまとめを行うほか、経理処理に関するお問い合わせにもこまめに対応しています。四半期毎の決算や予算策定の時期は慌ただしくなりますが、業務が落ち着く時期にはスケジュール管理次第で旅行などプライベートの充実と業務が両立できています。
ずっと経理に従事していますが、もとからスキルがあったわけではありません。私はセメントの生産現場を知った上で会社や経理の知識を深めたいという想いから工場の配属を希望し、入社時は、大分工場の経理に携わっていました。大分工場は従業員200名ほどの規模でセメントの輸出も行う大きな工場です。原価計算や固定資産の管理といった幅広い仕事を通して経理の知識を吸収し、空いた時間に勉強して簿記の資格を取得してスキルアップに励みました。工場の安定稼働を守りつつ、セメント1tあたりの原価を1円でも下げるために日々尽力されている工場の方々の姿を通じて、経理業務で扱う数字1つ1つの重みを実感しました。この経験は、本社に異動した後も数字を扱う業務に担当するうえで常に心に置いています。

Q.4/7

この仕事で大切に
していることは何ですか?

社内では各部署の方、社外ではグループ会社の経理担当の方とのやり取りが多いため、コミュニケーションを十分に取り、思い違い等や伝達ミスがないようにするよう心がけています。決算短信など外部に公表する資料作成に携わっているため、間違いは許されません。
グループ会社1社1社の損益がこうした外部公表資料のもととなるため、日常の連絡や問い合わせ対応についても、誤解や伝達漏れが起こらないよう、伝え方や聞き方を意識しています。
例えば、全国のグループ会社の方とはほとんど電話でやりとりを行うので、直接お会いする機会はありません。経理システムの操作に関する問い合わせでしたら、問い合わせの目的や現在の状況などの前提を確認するほか、メールと組み合わせて説明をするなど、認識のすれ違いが起こらないよう心を配っています。質問される方の経理経験も様々なため、専門用語を噛み砕いて伝えるなど、なるべく分かりやすい表現を心がけて臨機応変に応じています。

Q.5/7

心に残っているエピソードを
教えてください。

入社2年目の頃、大分工場で経理の仕事をしていた時に、下請法や法人税などの法令について工場内で現場従業員の方向けの勉強会を主催した出来事が今も忘れられません。下請法なら下請け業者の方への支払い対応、法人税なら機材や貯蔵品の管理に関わることで、太平洋セメントでは現場担当者に裁量権があります。実務を行う現場の人たちに対して法令を周知徹底することを目的としているものの、長年生産現場で引き継がれてきた業務のやり方に踏み込むことに理解を得られるか、不安を感じていました。いかにして現場の人たちに寄り添うことができるのかを試行錯誤しました。
例えば、資料の作成は「この場合はどのように処理するのが正しいか」といった例題を入れる、○×クイズを取り入れるなど、一方的に伝えるのではなく一緒に考える時間が作れるよう工夫しました。エンジニアの管理職の方にも協力していただいて、専門用語が分かりやすく伝わるよう表現を変えるなど細部にわたって心を配りました。それでも当日は不安でしたが、想像以上に勉強会に関心を持ってもらい、より適切な経理処理のために従来の業務フローの変更を検討していただくなど、今後の方針に関しても建設的な意見交換ができました。違う職種同士が工場全体の業務の質を上げるために一丸となるきっかけとして、工場運営に微力ながら貢献できたと感じています。

Q.6/7

働いてみて感じる当社の
社風・らしさとは何でしょう?

面倒見の良い方が多いと思います。知識不足で先輩や上司に質問へ行くことが多々ありますが、同じ部署・他の部署を問わず、質問内容に加えて、関連した知識を丁寧に教えてくれる方が多いと感じます。目上の方も若い人に対して「早く覚えて一人前になって欲しい」という想いがあるからこそ、丁寧に教えていただけるのではないでしょうか。また、経理部の先輩たちの中にも私と同じように、商学部や経済学部以外の出身の方もいますが、新しいことを学習することを楽しんでいますし、自らの経験をもとに新人さんの立場に寄り添いアドバイスしています。
あとは、メリハリをつけて仕事をしていること。経理部では閑散期はまとまったお休みを取得して、充実したワークライフバランスを過ごしています。大分工場にいたころは土地勘のない場所での生活でしたが、社内および地域の方の人柄がとても温かく、和気あいあいと過ごすことができました。今でも大分は第二の故郷のように感じています。

Q.7/7

これからチャレンジして
みたいことは?

現在はグループ会社全体の数字とりまとめを行っていますが、将来的には関係会社の管理業務としてグループ会社への経理面および業務面の支援等にも携わりたいと考えています。培った経験を生かして、経理に限らず多面的にアドバイスできる存在としてキャリアアップし、微力ながらも会社の成長に貢献していきたいです。