Staff Interview従業員の声

T.J

革新性のある新事業の立ち上げは
他業界や国とも連携し
知識深めて行くことにも面白さを感じます。

環境営業企画

T.J

環境事業部 営業企画グループ
環境情報学府 環境リスクマネジメント専攻修了
2008年入社

Q.1/7

どんな就職活動を
行いましたか?

学生時代は分析化学が専門で、「水質、大気や食物中の化学物質を測定し、ヒトへのリスクがどの程度あるのか統計的にシミュレーションをする」という研究を手がけていました。やりがいのあるテーマではありましたが、学んだことを今度はビジネスの場で活かしてみたいと考えるようになりました。
当初は世の中にどのような企業・職種があるのか全く分からない状況でしたので、まずは企業研究も兼ねて金融、保険、食品、自動車、建設や電力等あらゆる業界に足を運び、50社以上は回ったと記憶しています。その中で、セメント会社や素材メーカー社員の方々の雰囲気が、和やかで話しやすかったこと。そして工場見学をしたところ、重厚長大産業の特徴である大型プラントの壮大さに魅了され、この業界で働きたいという思いが高まりました。「製造業は働いた結果が目に見え、やりがいを実感できるのでは?」との考えもあり、素材メーカーを中心に受験し、最終的に当社に決めました。

Q.2/7

当社への
入社動機は?

①1980年以降セメント需要は減少していましたが、そのような状況下でもリサイクル事業を拡大することで2006年に最高益を出し、将来性を感じたこと。
②セメント業界でトップシェアであることに加え、リサイクルカンパニーとしても国内最大級であること。
③道路や鉄道等、インフラ整備には必要不可欠な素材であり、セメントに代替する素材がないことから、安定性を感じたこと。
④主原料となる石灰石資源は100%国内で調達できること。また石炭資源は輸入しているものの、埋蔵量が多く、原燃料に関しては枯渇する心配が当面ないと想定されたこと。
以上を総合的に勘案して考えましたが、最後の一押しは、人事の方の印象が良かったことです。太平洋セメントを知る人から「君は社風に合っていると思う」との話もあり、入社を決めました。

Q.3/7

現在の仕事(職種)について
教えてください。

営業企画グループは、新規事業探索や技術開発、新規プロジェクト推進、事業化等の業務を行っています。一般的な営業とは少し趣が異なる部署で、いわば当社環境事業部の10年後の姿を描いていく部署になります。
最近の当環境事業部の取組みとしては、新たにアクア事業グループを発足させ、水処理ビジネスへ参入しました。水質浄化材や高機能リン回収材など、中長期的に高まる水資源ニーズに応える画期的な製品を開発・販売し、成長戦略である新規事業の創出に取組んでいます。
また、当社の保有していた焼成技術を活かし、放射性セシウムを含む汚染土壌や焼却灰等からセシウムを99.9%以上分離除去する技術を開発致しました。この技術は2014年度に環境省の実証事業に採択され、福島県飯館村で実証試験のための設備を建設中です。
現在はメインテーマとして「環境事業部の事業領域の拡大」を目指しており、セメント工場キルンでの廃棄物焼成処理に止まらず、幅広く新たな技術・場所・手法による事業創出に向けて取組んでいます。

Q.4/7

この仕事で大切に
していることは何ですか?

営業や企画立案をする際には、社内外を含めて幅広く情報収集することが大事になってきます。何も情報を提供せず、そして相談し難い人には情報が回ってこないものだと思うので、他社との打合せ時にはできるだけ資料を用意するようにしています。
また、自分の意に沿わない展開になった場合も冷静に対応するようにし、問合せに対しては、その場で分からなくても調べた上で何らかの回答をするなど「相談し易い人」であることを心がけるようになってきました。

Q.5/7

心に残っているエピソードを
教えてください。

東日本大震災後、被災した大船渡工場の復旧・復興に携わりました。状況が状況でしたから、当日の仕事内容が直前まで決まらない等、普段とは比べようもないほどの混乱が続き、現場の作業員の方に対してかなりの無理を強いてしまいました。正直なところ、周囲を振り回してしまったのは、私自身が右往左往していたことが原因です。そうした中でも、現場の方は「武田が言うのならやってやるよ」と前向きに協力してくださいました。また、転勤する際にも温かく見送ってくださるなど、振り返ってみると忘れられない経験になっています。
こうした経験を通じて、仕事を進めるには単に依頼するだけではなく、何故やりたいのか背景・理由を伝え、相手に納得してもらった上で進めることが大切だ、ということを学びました。

Q.6/7

働いてみて感じる当社の
社風・らしさとは何でしょう?

お互いに協力し合える社風です。当社は130年余りの間、セメント製造・販売を軸に事業展開し、セメントという一つの製品をより良いものとするために技術開発を進めてきた歴史があります。そのため、当社では互いの経験・知見を伝え合い、切磋琢磨する社風が築かれていると感じます。分からないことが生じたときには、自分で調べることは必要ですが、教えていただける先輩方が必ずいると実感しています。
また、組織の役割分担(責任と権限)が明確な会社だとも感じます。

Q.7/7

これからチャレンジして
みたいことは?

今後は、世界のフィールドで他社との業務提携や友好的M&Aを実現し、新たなプロジェクトを立ち上げたいと考えています。セメント産業は裾野の広い業界であり、日頃から様々な企業と取引を行い、情報交換を行っています。こうした他業種の企業とも新規事業に係る総合的な提案ができるように、現在は自社・他社技術の知識習得に努めています。 こうした他業種の企業とも新規事業に係る総合的な提案ができるように、現在は自社・他社技術の知識習得に努めています。
また身近なところでは、環境事業部の教育テキストを製作したいと考えています。新規技術や他業種に係る知識は内容が多岐に渡るために業務(OJT)を通して習得することが多く、情報共有が足りていないと感じることがあります。コンテンツとしては、各業界の概要や技術、排出される廃棄物の特徴などを網羅することが必要なので、技術系出身の私にふさわしい仕事だと思っています。