Staff Interview従業員の声

B.A

世界中のインフラ整備に大きく貢献。
予測不能な状況下でも適切にシミュレーションし、
海外のお客様にセメントを確実にお届けしています。

海外営業

B.A

海外事業本部 営業部
国際関係学部 国際総合政策学科卒
2017年入社

Q.1/7

どんな就職活動を
行いましたか?

2012年秋から日本で日本語学校に通って、2013年に日本の大学へ入学しました。小さい頃から日本に憧れていたので、せっかくなら日本で就職したいという気持ちがありました。ゆくゆくは、培ったスキルを生かして母国のベトナムで働きたいという想いもあったので、ベトナムに関係ある会社に絞って就職活動を行ないました。例えば、日本に本社を構えてベトナムに生産工場を展開する自動車や建設、ITといった業界を中心に探していました。

Q.2/7

当社への
入社動機は?

太平洋セメントは、子会社がベトナムにあることを知って興味を持つようになりました。ベトナムとセメントは深い関連性があります。人口増加によって道路や鉄道などの交通インフラ整備が進められており、都市部では新しいマンションやコンドミニアムなどの建設ラッシュを迎えているからです。今後も急速な経済成長を続けるベトナムでは、セメントの消費量も増大すると考えられています。太平洋セメントなら日本で働くことができて、母国の発展にも貢献したいという想いが叶えられるため入社を志望しました。あとは、入社前に太平洋セメントの社員の方とお話しをして、温かい人柄や雰囲気が心地よく、「なんて素晴らしい人たちなのだろう!こんな上司や先輩たちと一緒に働きたい!」と思ったことも決め手となりました。

Q.3/7

現在の仕事(職種)について
教えてください。

海外事業本部は、日本国内の工場から他国へ出荷する「輸出チーム」と、海外工場から海外顧客へ出荷を行う「トレーディングチーム」があります。私は「輸出チーム」に所属し、当社の大分工場に輸出船が着船する前から出航するまで一連の業務を担当しています。具体的には、当社の在庫の確保、お客様の受入時期の調整、輸送船のチャーター、貿易書類の作成、支払い業務など幅広い役割を手がけています。セメントの輸出先はシンガポール、香港、台湾などアジアの各国で、クリンカ(セメント中間製品)は中国、オーストラリア、フィリピン、バングラデシュ、パプアニューギニアなどに出荷しています。最近では中南米やアフリカなどにも仕向先を広げております。海外のお客様とは時差があるためメール対応がほとんどで、海上輸送を行なう船会社など国内のお客様とは電話でやり取りしています。業務を進める上で、英語と日本語を同じくらい使っています。

Q.4/7

この仕事で大切に
していることは何ですか?

工場で在庫が溢れると窯止めになり、生産を停止する可能性があります。そのリスクを防ぐために溢れる時点で配船する必要があるのですが、この仕事で大切にしていることはいつ在庫が溢れる、いつ輸出船が必要になるのかを正しく予想する「適正なシミュレーション能力」だと思います。工場の稼働状況や、国内の出荷量、天気などの影響によって、工場の在庫や船の動静が日々変化します。予測不能な状況でも海外のお客様のご要望に応えられるよう、現場の生産状況や船積みの時期を事前に把握し、輸送スケジュールがずれないよう、社内のあらゆる部門の方や社外の取引先との日々のコミュニケーションを通して情報を収集し、データを分析しています。輸出事業は、工場運転を最大化にすることが目的の1つでもありますので、シミュレーション能力は大事にしております。私は工場の雰囲気や輸出船を身近に経験していないため、工場にいる担当者や周りの先輩たちにサポートしていただいています。普段は英語や日本語でやり取りを行うため、伝えたいことが上手く表現できないことにもどかしさを感じることもありますが、職場の仲間たちが助け船を出してくれるため、職場のチームプレーに感謝しています。

Q.5/7

心に残っているエピソードを
教えてください。

母国ベトナムのセメント工場へ上司と共に出張へ行ったことが思い入れ深いです。より深い信頼関係を構築することが目的で、輸出部門長と直接顔を合わせて話す機会をいただきました。出張先としてベトナムに訪れるのは初めてでしたが、周辺の地域は想像以上にインフラが整備されており、セメントの需要が増えているのだと改めて気づかされました。
海外営業部に配属される以前は本社の経理グループで経理を担当していました。会社の動きを日々の数字として取りまとめていたので、営業として数字を作り上げて輸出の売上に貢献していることに大きな達成感があります。海外のお客様から「大規模なプロジェクトで太平洋セメントの製品を使っているよ!」というフィードバックをいただくことにもやりがいを感じています。

Q.6/7

働いてみて感じる当社の
社風・らしさとは何でしょう?

初めは老舗のセメント企業のため、日本の伝統的な厳しさやお堅いイメージをしていましたが、働いてみたら想像していたよりも風通しが良いと感じました。若い世代の意見を取り入れるため、みんながいろんなアイデアを出しておりオフィスは活気にあふれています。お互いに支え合うカルチャーが根付いているため、年に2回ベトナムへ帰省するときも年休を取りやすく、仲間に恵まれているのはありがたいです。ジェンダーや国籍を超えて働きがいを感じられる職場だと思います。

Q.7/7

これからチャレンジして
みたいことは?

現在は大分工場のクリンカの輸出をメインで担当していますが、いつか北海道の上磯工場のセメント輸出や他拠点からの輸出にも携わりたいです。貿易に関する知識を深めて、いつかは海外勤務にもチャレンジしてみたいです。あらゆる海外拠点を経験してグローバルな視野を広げていき、当社の利益により貢献できる人材になりたいと考えています。