製品紹介
ダクタルフルプレミックスダクタルフルプレミックスは、ダクタルプレミックス、専用繊維及び専用減水剤で構成されています。ダクタルプレミックスは「超高強度繊維補強コンクリートの設計・施工指針(案):土木学会」に規定される標準配合粉体です。セメントを基材として各種の厳選された材料を使用し、厳重な品質管理体制のもとで製造されています。ダクタルプレミックスを使用することによって配合設計の作業が省略でき、品質の安定した部材の製造が可能となります。専用繊維として鋼繊維を使用するダクタルFM(Fiber Metalic)と有機繊維を使用するダクタルFO(Fiber Organic)があり、使用用途に応じて選択することができます。 ![]() ダクタルの性能![]() 超高強度繊維補強コンクリートの設計・施工指針(案)においては、その性能の高さから、設計耐用期間は100年(ダクタルFM)を標準としてよいと定義されています。
●物性値比較
※Ductal の圧縮強度はφ5×10cm供試体、曲げ強度は4×4×16cm供試体によるものです。 ※土木用高耐久性薄肉埋設型枠「ダクタルフォーム 」には、ステンレス鋼繊維を用いたDuctal-FM typeS も用意しています。 耐久性ダクタルの透水係数・透気係数・塩化物イオンの拡散係数は、通常のコンクリートに比べて著しく小さく、物質移動に対する抵抗性は極めて高いといえます。●超高強度繊維補強コンクリート(Ductal-FM)の物質移動に関する諸物性
耐塩害性下図は、土木学会式により塩化物イオンの表面からの浸透深さを推定したものです。飛沫滞環境(100年)において鋼材腐食発生限界濃度(1.2kg/m3)となる浸透深さは、普通コンクリートの約1/10~1/20の値となります。これにより、かぶり厚の低減による部材の軽量化、構造物のライフサイクルコストの低減が可能となります。また、促進試験の結果によれば、表層の点錆、線錆等による美観上の問題はあるものの、塩化物イオンの侵入によって構造物の所要性能が損なわれる可能性は極めて低いと判断できます。 |
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耐磨耗性
ダクタルの高い耐磨耗性能によって、構造物の延命化を図ることができます。
耐衝撃性
鋼球(1.5kg)を3000回まで自由落下させた際の凹部体積を測定しています。普通コンクリートに比べ約5倍の強さを有しています。
