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カドミウム汚染水田の化学的洗浄工法


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  • 食の安全のために カドミウムで汚染された水田を化学的に洗浄する画期的な工法です。
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はじめに

カドミウムとは、重金属の一種であり、過去の産業活動(鉱山、精錬工場など)の排出物が水や大気を介して、自然界に広く分布したものです。そのため、多くの作物は極微量のカドミウムを含有しており、人がそれらを通じて一定量以上のカドミウムを長期間摂取し続けると、腎臓の機能に悪影響が生じる可能性があります。一般的な日本の食品からのカドミウム摂取は、健康に影響を及ぼす可能性は低いとされていますが、さらに摂取量を減らしていくことが望ましいと考えられています。
近年、Codex(WHOとFAOによる合同の食品規格委員会)が食品を経由したカドミウム摂取のリスク評価に基づき、米などの食品中のカドミウムに関する基準値を策定しました。この国際的な動向を踏まえ、日本でも2010年4月8日に食品衛生法に基づくコメのカドミウム基準値が現行の「1.0mg/kg未満」から「0.4mg/kg以下」に改定され、2011年2月28日より施行されました。
これまでも、コメのカドミウム濃度を減らすために、以下の二つの対策が全国で取り組まれてきましたが、それぞれに問題点がありました。(表1参照)
本技術はこれら従来法の課題をクリアし、安価での実用を可能としました。また、従来に比べて環境に優しく、重金属の除去効率が高く、その後の効果も継続するというメリットがあります。新しい基準をクリアするための一つの対策として、期待されています。
表1 全国のカドミウム濃度削減対策


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