カドミウム汚染水田の化学的洗浄工法
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環境にやさしく低コストで実用的な土壌洗浄技術です。
特徴
本来の土壌を洗浄し利用するため、代替としての非汚染土壌を確保する必要はありません。そのため、山土を掘削する必要がなく、ダンプによる搬出入による往来もないため、環境に影響を及ぼしません。
重機・ダンプなどを用いる必要もなく、洗浄後も田面の高さが変わらないので、水路や農道の嵩上げなどの再整備は不要です。また、土壌中のカドミウムを抽出するため、一度処理することで長期間効果が続きます。
本来の土壌を洗浄して利用するので土の栄養成分がほとんど変わりません。そのため、土壌の肥沃度が落ちにくく、コメの収量を保つことが出来ます。
洗浄工程

洗浄効果
● 水田における土壊のカドミウム濃度は60~80%程度低下しました。(図1) ● 生産される玄米中のカドミウム濃度は70~90%程度低下し、新しい基準値(0.4mg/kg)をクリアしました。(図2) ● 洗浄処理後に栽培した水稲には、有意差はなく、収量を保つことが出来ました。(図3)
