都市ごみ焼却残さのセメント資源化技術
~灰水洗システムの革新~
>はじめに | >現状と更なる性能向上に向けて | >都市ごみ焼却灰からの水洗脱塩 | >ばいじん水洗脱塩 システムの高度化 | 技術資料ダウンロード >パンフレット・ |

はじめに
灰水洗システムは都市ごみ焼却残さ(焼却灰、ばいじん)をセメント原料として利用出来るため、
灰水洗システムはこれまで、弊社工場(下記)に導入し、現在に至っています。
① 埋め立てが不要となり、最終処分場の延命化ができる
② 1450℃焼成により、ダイオキシンを完全無害化ができる
③ 2次廃棄物が発生しない
などの特徴を有しています。灰水洗システムはこれまで、弊社工場(下記)に導入し、現在に至っています。
- 2001年7月熊谷工場事業稼働
- 2004年3月藤原工場事業稼働(ばいじん処理)
- 2007年4月大分工場事業稼働(焼却灰処理)
- 2011年3月藤原工場事業稼働(焼却灰処理)
- 2013年4月上磯工場事業稼働(焼却灰処理)
- 2015年4月大船渡工場事業稼働(焼却灰処理)
焼却灰 |
---|
清掃工場から排出される燃えがらで、主成分として、セメントの構成要素である二酸化けい素(SiO2)、酸化カルシウム(CaO)、酸化アルミニウム(Al2O3)、などを含みますが、セメント原料にとって好ましくない金物などの異物が少量、塩素が1~2%混入しています。 |
ばいじん |
---|
都市ごみを焼却した際に排ガスとともに運ばれ、集じん機によって集められた微細な灰です。主成分は焼却灰と同じですが、セメントにとって好ましくない塩素が10~20%含まれています。また、ダイオキシン類及び重金属類が極めて微量含まれています。 |