世界最高強度を達成するPFC(無孔性コンクリート)の開発
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開発のコンセプト


材料設計…最密充填配合の実現

これまでコンクリート分野では未使用であった
新規材料の採用により、最密充填(粉体混合物の隙間が最小になる状態)
の配合を実現。
製造方法…吸水処理による反応水の供給

PFC材料の練混ぜは、従来と同じミキサで行うことができます。


練上がりのPFCは十分な流動性があり、型枠に流し込んで成型することが可能です。


PFCの硬化後、型枠を取り外します。


吸水処理により、PFC内部へ反応水を供給します。


高温の蒸気養生を行い、水和反応を促進します。


さらに乾燥状態で加熱養生を行い、余剰の水分を外に飛ばします。

超高強度コンクリートでは、きわめて少ない水量で結合材を練混ぜるため、セメントの水和反応に必要な水分が不足してしまいます。そこで、材齢1~2日後のコンクリートに数十分間の吸水処理を行うことで、不足する反応水を外部から強制的に補給します。吸水の方法は脱気吸水処理、煮沸吸水処理の2種類の方法があります。この吸水処理の後に2段階の熱養生(蒸気養生、加熱養生)を実施することにより、供給水との水和が促進され、きわめて緻密な硬化組織が形成されます。