X線CT装置による非破壊診断技術
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セメント系固化材を用いた地盤改良工事の品質管理では、改良後の地盤からボーリングによってコアを採取し、採取されたコアの強度を実際に測定して改良の効果を確認します。
一方で、採取されたコアの強度は、採取された箇所によって、その大きさにばらつきが生じることがあります。この原因としては、施工時における固化材と対象土壌との混合が不十分であったこと等が考えられます。しかし、固化材と土壌が十分に混合されているかどうかを判断することは難しく、評価手法が確立されていません。そのため、改良土内の空隙や固化材の分布のムラを検出することができれば、改良土の品質管理は飛躍的に向上すると考えられます。
一方で、採取されたコアの強度は、採取された箇所によって、その大きさにばらつきが生じることがあります。この原因としては、施工時における固化材と対象土壌との混合が不十分であったこと等が考えられます。しかし、固化材と土壌が十分に混合されているかどうかを判断することは難しく、評価手法が確立されていません。そのため、改良土内の空隙や固化材の分布のムラを検出することができれば、改良土の品質管理は飛躍的に向上すると考えられます。
外観状では、判断できない内部構造の違いを観察できるため
施工不良を確認することができます
載荷装置を使用し変形・破壊に伴う内部構造の変化を観察
当社のX線CT装置はCT撮影に対応する載荷装置を搭載しており、CT装置内で圧縮応力を与えることが可能です。また同時に、CT撮影を行うことができるため、変形・破壊にともなう内部構造の変化を観察できます。
測定例
載荷装置 |