
焼却残さ資源化システムとは?
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家庭からでる都市ごみを清掃工場で焼却した際に発生する焼却残さ(焼却灰とばいじん)を既存のセメント工場でセメントの原料として利用するシステムです。 本システムでは、埋め立て処分されている焼却残さが、セメント原料として有効利用されるので、最終処分場の延命化が図れます。焼却残さには、異物、塩素などのセメント原料として望ましくない成分が含まれていますので、焼却灰の異物除去設備、あるいは、ばいじんの水洗設備でこれらをあらかじめ除去してセメント原料化します。 |

焼却灰とは
清掃工場から排出される燃えがらで、主成分として、セメントの構成要素である二酸化けい素(SiO2)、酸化カルシウム(CaO)、酸化アルミニウム(Al2O3)、などを含みますが、金物などの異物も混入しています。 |
ばいじんとは
都市ごみを焼却した際に排ガスとともに運ばれ、集じん機によって集められた微細な灰です。主成分は焼却灰と同じですが、セメントにとって好ましくない塩素が10~20%含まれています。また、ダイオキシン類及び重金属類も微量含まれています。 |
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