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製品・技術情報

太平洋セメント中央研究所で研究・開発された最新の製品・技術を紹介します。

コンクリートソリューション(CS)とは、要求される性能に応じた特定用途のコンクリート(製品)などの技術提供を行うサービスです。太平洋セメントグループで保有する商品や技術を組合せてパッケージし、さまざまな要求に応えるCSメニューを提案します。
センサ付きRFIDを用いた構造物診断技術は、RFID無線技術を利用し、構造物に生じる「ひずみ」や「鋼材の腐食環境」を非接触・非破壊で検知する画期的な技術です。
カドミウムを水田から除去し、安全なお米の栽培が可能となる浄化工法を確立しました。環境、生産者、消費者全てに優しい水田の浄化工法です。

※重金属の一種で、腎臓障害などを引き起こす汚染物質。イタイイタイ病の原因ともなった。

近年、社会資本の効率的運用や環境への負荷低減が求められており、高耐久性を有するコンクリート舗装が見直されてきています。当社は社会情勢や道路利用者のニーズに対応したコンクリート舗装の技術開発を推進しています。
近年セメント産業では、廃棄物・副産物をリサイクル資源として積極的に活用しています。そこでは従来よりも高度な品質管理が要求されるため、セメント工場へ新しい品質管理技術(XRD/リートベルト法)を導入しています。
ユーザーニーズが日々多様化・高度化する中、太平洋ブランドセメント・コンクリートの呼称で、新規セメント商品の開発や当社グループ製品の性能を最大限に活かした差別化コンクリート技術の開発を進めています。
生物にとって必須であるリン資源の持続的利用を可能にする資材「リントル」を開発しました。「リントル」を使用することで再利用されていない排水中のリンを回収し、肥料として資源化できます。
セメントの更なる品質安定化のため、『太平洋セメント品質予測システム「TQPS」』を開発しました。セメントの特性が製造時に予測可能となったことで、所定の品質を確保するための目標値の効率的な管理や品質異常の未然防止に貢献します。
当社の耐久性予測システムは、種々の材料・配合のコンクリート、あるいは様々な劣化現象にも適応可能な、コンクリート構造物の寿命を予測するコンピュータシミュレーションです。
機能性中空粒子「セルスフィアーズR」は、直径が1~10μmの粒子内部に空洞を有する微小粒子で、環境負荷低減に求められる断熱用途として、また小型化・薄膜化が図られている電子機器等の装置を構成する部材のフィラーとして有効な高機能材料です。
灰水洗システムは都市ごみ焼却残さのセメント資源化技術として、弊社工場に導入され10年以上の実績があります。これまでの操業で得られた経験とノウハウを基に、より良いシステムへと革新致しました。
TCDSは海外セメント市場においてシェアが高まっている混合セメントの設計を実施できます。混合材に高炉スラグ、フライアッシュ、石灰石微粉末を用いた混合セメントであれば、即座に最適配合を算出します。
PFC(Porosity Free Concrete:無孔性コンクリート)は、硬化体中の空隙を極限まで少なくすることにより、流し込み成型での世界最高強度を達成するコンクリートです。最密充填の材料設計と水和を促進する製造方法によって鋼と同等の強度を発現します。
TCaSTは、BJ方式の積層型3Dプリンターで使用可能な無機粉末材料です。鋳型の主型・中子を直接作製できるため、スピーディーに複雑な形状の特殊な鋳型を製作できます。また、溶湯温度が高い金属の鋳造にも利用できるため広範に活用できます。
当社は社会インフラの運用に貢献する新素材や診断技術の開発を深化させるべく、載荷装置を搭載した最新のX線CTを導入しました。本装置は、変形や破壊に伴う試料内部構造の変化を三次元的に捉えることができます。
トンネル工事で発生する岩塊中には有害で処理が難しい重金属類のセレンが含まれます。当社は、岩塊中に存在する微生物の力によってセレンを無害化する新しい低環境負荷の不溶化技術の開発を進めています。
PreSLump AIは、コンクリート製造工程に好適なシステムです。生コンクリートの練混ぜの様子をAIが解析し、リアルタイムでスランプ値を予測する最新のDX技術です。

研究・技術開発
太平洋セメント中央研究所

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