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研究開発事例


資源・環境・リサイクル

石炭灰の有効利用技術
~高性能埋戻し材料(商品名:FAモルタル)~

1. 概要

 

FAモルタル(右写真)は、石炭火力発電所より発生する石炭灰を使用した新しい充填材です。石炭灰は品質のばらつきが大きく、使用しづらいとされてきましたが、当社グループでは蓄積したデータに基づいて、充填材として安定的な性能を発揮する利用方法を実現いたしました。

本材料は、空洞充填材、中込め材、床下地材、整地材等空洞の充填部分に、隙間なく充填することが可能な材料です。

 

2. 特徴

 

FAモルタルは、石炭灰(FA)を主成分としたセメントおよび水の混合物スラリーで、高流動性および高充填性に強度安定性がプラスされた高性能埋め戻し材料です。

FAモルタルは石炭灰の球状の微粉末(右SEM像)によるボールベアリング効果により、施工性の面で、

1. 高流動性

2. 長距離圧送性

3. 自己充填性

と、石炭灰特有のポゾラン物質のため

1. 長期にわたる強度発現

2. 低発熱性

の特徴を有しています。



※下図はクリックすると拡大表示します。
 
 
 

3. 製造

 
FAモルタルの原料となる粉体(ゼロパウダーTypeF)を関東アッシュセンター、FAモルタルの製造を同敷地内(三井埠頭(株)構内)の川崎プラントで製造を行っています。
 
 

研究・技術開発
太平洋セメント中央研究所

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