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環境負荷の低減


■環境汚染防止

▶GRI305-7

大気汚染防止

 セメント製造における主な大気汚染物質は、セメントキルンの排ガスに含まれるNOx、SOx、ばいじんです。これらを適正に管理するため、排ガス中の排出濃度の連続測定器の導入を進め、適正運転に努めると同時に、脱硝装置の強化、排ガス処理装置のバグフィルター化などの対策を進め、「2010年度の排出レベルを維持すること」を目標として大気汚染物質の排出制御に努めています。
 2020年度は、NOx、SOxおよびばいじんいずれも基準年とした2010年度を下回る値となっています。また、SOx排出量は、大気汚染防止法の排出規制に対しては非常に低い値にあります。

●主要大気汚染物質の排出原単位
主要大気汚染物質の排出原単

●モニタリング比率
モニタリング比率

NOxの連続測定器を導入しているキルンにより製造されたクリンカ量の割合
SOxの連続測定器を導入しているキルンにより製造されたクリンカ量の割合
ばいじんの連続測定器を導入しているキルンにより製造されたクリンカ量の割合

参照ガイドライン:GCCA「GCCA Sustainability Guidelines for the monitoring and reporting of emissions from cement manufacturing Ver. 0.1」


水質汚濁防止

 当社の公共用水域への排水は、ほとんどが冷却水等で水質汚濁防止法に規定される汚水ではありません。セメント工場では、受け入れた水資源を循環水として再利用しており、公共用水域への排水を最小限にするよう努めています。また、油タンク、酸・アルカリタンク等の周りには防液堤を設け、さらに公共水域への排水ルートには、沈殿池(槽)、油水分離槽、油膜検知器、pH測定器、懸濁物質検知器を設置して、汚染物質の漏洩対策を講じています。

●工場の水循環フロー
工場の水循環フロー

土壌汚染防止

 2000年度にセメント工場敷地内で土壌汚染の可能性がある場所について、専門コンサルタントによる土地履歴等の調査を行い、リスク評価を実施しました。その後順次、リスクの高い場所から優先してボーリング調査を行い、土壌汚染の有無を確認しています。調査の結果、処置の必要性が発見された所には、必要な対策を順次施しています。
 また、廃棄物置場からの浸潤水や油・酸・アルカリタンクならびに配管等からの漏洩液の浸透防止対策を行い、土壌汚染の防止に努めています。


■廃棄物の削減

▶GRI306-2

工場・鉱山における取り組み

 セメント工場や鉱山では、発生した廃棄物を工場内でセメント原料として再利用することで外部に処理委託する廃棄物量を削減しています。また、キルンレンガのクロムフリー化を進めることなどにより、埋め立てなどで最終処分する廃棄物の削減にも取り組んでいます。

●廃棄物最終処分量
廃棄物最終処分量

サービスステーションにおける取り組み

 サービスステーション(SS)では、セメント品種の入れ替えなどで発生するサイロ内の残余のセメントを工場に戻し、セメントの原料としてリサイクルすることで外部委託する廃棄物量の削減に努めています。2020年度は前年度と比べて2.4%増加して、80.3%のリサイクル率となりました。

●リサイクル率
リサイクル率

オフィスにおける取り組み

 当社の特例子会社である太平洋サービス社では、当社の使用済みコピー用紙を再生し社内での有効利用を促進しています。2020年度の実績はA4換算で約34万枚でした。


■化学物質の適正管理

▶GRI306-2

PRTR(化学物質排出移動量届出)

 当社では、熊谷工場に設置した都市ごみ焼却灰を水洗する設備が化学物質排出把握管理促進法、PRTR制度届出対象に該当しています。水域へのダイオキシン類と塩化第二鉄の排出届出量は次の通りです。

●ダイオキシン類・塩化第二鉄の排出届出量(単体)
物質 排出届出量
2018年度 2019年度 2020年度
ダイオキシン類(mg-TEQ) 0.0 0.0 0.0
塩化第二鉄(kg) 170 152 170

PCB廃棄物管理

 当社は「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」(2016年改正)(以下PCB特措法)に基づき、高濃度/低濃度PCB廃棄物の保管および処理を適正に行っています。
 特にPCB特措法に定められた処分期限が早い高濃度PCB廃棄物については、2006年に中間貯蔵・環境安全事業(株)と処理委託契約書を結び、優先的に処理を進めてきました。
 2020年度は、大船渡工場、藤原工場、旧土佐工場、旧香春工場、旧大阪工場と秩父鉱業所、各支店所轄のSSの安定器等汚損物を処理しました。なお、九州・中国・四国地域の高濃度PCB含有トランスおよびコンデンサを2018年3月までに処理しましたが、この地域で未処理のコンデンサが2台残っていることを確認しています。この2台のコンデンサについても都道府県知事へ届出を行っており、行政による処理期限を超過した機器についての対応方法が決定するまで適切に保管します。
 2021年度は、大船渡工場、熊谷工場、埼玉工場と中部北陸支店管轄のSSの安定器等汚染物を処理する計画です。

● 高濃度PCB廃棄物の処理状況(単体)

(単位:個数)

廃棄物 2019年度
末保管
2020年度
新規対象
2020年度
処理実績
2020年度
末保管
2021年度
処理計画
コンデンサ 0 2 0 2 0
トランス 0 0 0 0 0
安定器 1,750 355 1,169 936 627
合計 1,750 357 1,169 938 627

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太平洋セメントレポート2021
CSRレポート2021
P.76〜77
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