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地球温暖化防止


■温室効果ガス排出と「CSR目標2025」達成状況

▶GRI102-11,302-3,305-1,2,4,5

 発電事業会社を除く国内当社グループ会社のうち、「地球温暖化対策の推進に関する法律」に準じて事業者別温室効果ガス排出量が公表されている会社の総排出量に占めるセメント製造会社分は約95%(2016年度)でした※。また、当社のスコープ1,2排出量のうち、サービスステーション・本支店・特定荷主・購入電力に関わる部分は約5%でした。さらにWBCSD/CSIのスコープ3ガイドラインに従い、カテゴリー1,3,4,6および7の排出量から算定したスコープ3の排出量は、スコープ1,2の約4%でした。
 このように、当社グループの事業活動より排出される温室効果ガスの大部分を、セメント製造に伴う直接排出が占めています。そのため、「CSR目標2025」においては「セメント製造に関わるネットCO₂排出原単位を2000年度比10%以上削減します。」という中長期定量目標を設定しています。
 また、当社グループ内に、埼玉県目標設定型排出量取引制度、カリフォルニア州キャップ&トレード型排出量取引制度の対象工場があり、目標削減量達成に向けて活動を推進しています。さらに自主的な取り組みとして、経団連自主行動計画ならびにWBCSDおよびGCCAで取り決めた削減活動に対応しています。

※海外のグループ会社は、主にセメント製造会社であるため、国内よりも、よりセメント製造会社のCO₂排出が全体に占める割合が多いと考えています。

●「CSR目標2025」CO₂排出削減目標の達成度
「CSR目標2025」CO₂排出削減目標の達成度

■セメント製造工程における取り組み

▶GRI302-1,3,4,305-4,5

 セメントは1,450℃という高温での焼成が必要なこと、焼成過程の化学反応により原料である石灰石が脱炭酸(CaCO₃→CaO+CO₂)することなどから、製造過程で相当量のCO₂が発生します。セメント製造に伴い発生するCO₂の約35%がエネルギー、約55%が原料の脱炭酸、約10%が電力使用によるものです。CO₂の削減では、省エネルギー設備の導入やキルン運転の安定化・効率化によるエネルギー消費削減を推進するとともに、廃棄物やバイオマス由来のエネルギーの使用拡大により化石エネルギーの使用を減らす等の対策を進めています。また、石灰石の脱炭酸に伴うCO₂の削減では、脱炭酸のないリサイクル資源の原料活用を進めています。電力からのCO₂の削減では、廃熱発電の導入を進めています。
 2020年度のネットCO₂排出原単位は、2019年度と同じ675kg-CO₂/トン-セメントでした。

●セメント製造によるネットCO₂排出原単位および排出量
「セメント製造によるネットCO₂排出原単位および排出量

参照ガイドライン:GCCA「GCCA Sustainability Guidelines for the monitoring and reporting of CO₂ emissions from cement manufacturing Ver. 0.1」


省エネルギー活動

 2020年度の当社グループのセメント製造会社のクリンカ焼成熱量原単位は、3,321MJ/トン-クリンカと2019年度より23MJ/トン-クリンカ増加しました。

●クリンカ製造のための熱量原単位
クリンカ製造のための熱量原単位

参照ガイドライン:GCCA「GCCA Sustainability Guidelines for the monitoring and reporting of CO₂ emissions from cement manufacturing Ver. 0.1」


廃熱発電の利用

 2020年度の当社グループのセメント製造に伴う廃熱発電量は430GWhで2019年度よりも約53GWh減少しました。セメント製造工場での消費電力に対する割合は約12.5%でした。外部の電力事業者から購入した場合、その排出係数を0.69t-CO₂/MWhとすれば、約29.7万トンのCO₂排出を削減したと試算されます。

●廃熱発電量
廃熱発電量

参照ガイドライン:GCCA「GCCA Sustainability Guidelines for the monitoring and reporting of CO₂ emissions from cement manufacturing Ver. 0.1」


代替エネルギー・代替原料の使用

 2020年度は当社グループのキルンで使用するエネルギーの約14.2%を代替化石エネルギーとバイオマスエネルギーでまかないました。また、原料石灰石の代替原料使用によりネットCO₂排出原単位が約9.5kg-CO₂/トン-クリンカ減少しました。この代替エネルギー・代替原料の使用により、石炭の排出係数0.096kg-CO₂/MJとすれば、CO₂排出量を約147万トン削減したと試算されます。


●代替化石・バイオマスエネルギー使用率
代替化石・バイオマスエネルギー使用率

参照ガイドライン:GCCA「GCCA Sustainability Guidelines for the monitoring and reporting of CO₂ emissions from cement manufacturing Ver. 0.1」


●石灰石の代替原料によるCO₂排出原単位の削減
石灰石の代替原料によるCO₂排出原単位の削減

参照ガイドライン:GCCA「GCCA Sustainability Guidelines for the monitoring and reporting of CO₂ emissions from cement manufacturing Ver. 0.1」


■輸送部門での取り組み

▶ GRI305-3

 当社の原燃料および各種製品の輸送は、輸送会社に委託しており、当社は特定荷主の立場からCO₂排出削減に取り組んでいます。主な取り組みとして、トラック部門においては、往復輸送の計画的実施やエコドライブを奨励するとともに、各車両にデジタルタコメーター、エコタイヤ等の省エネ装備の導入を奨励しています。船舶部門においては、各種省エネルギー技術を導入した船舶を新造就航させるとともに、既存の船舶においても省エネ運航を奨励しています。
 2020年度のCO₂排出量は、各取り組みによる効果や輸送量の減少などにより、2019年度より約8%減少しました。


● 輸送手段別CO₂排出量(2020年度)(単体)
輸送手段 輸送量
(千t)
平均輸送距離
(km)
輸送トンキロ
(千tkm)
CO₂排出量
(千t)
船舶 16,147 469 7,576,805 105
トラック 14,150 55 781,305 46
貨車 5,001 26 127,890 3
合計 35,298 240 8,486,000 154
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太平洋セメントレポート2021
CSRレポート2021
P.70〜71
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