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水資源の適正利用


■水リスク分析

▶GRI303-1

 当社グループのセメント工場の水リスクをWater Risk Filterを用いて分析した結果、全工場のセメント生産量による加重の総合流域評価点は2.6、最も総合流域評価点が高い工場では3.5となり、総合流域評価点は昨年よりも0.2減少しました。この工場で生産されているセメント量は、全工場の生産量の約13%でした。しかし、この工場においても現場の状況分析では、喫緊の課題は見出されませんでした。

※世界自然保護基金(WWF)が開発した水リスクマップ。水資源不足、洪水、干ばつ、水量の季節変化、水質等の物理的リスク、規制リスク等による事業影響を評価する。評価点は最高5.0で高いほうがリスクが大きい。


■水使用の状況

▶GRI303-1,2,3,4,306-1

 セメント工場で使用される水の多くは機器や排気ガス、自家発電の冷却用です。工場からの排水は、これら冷却水で水質汚濁防止法上の汚水ではありません。臨海工場では、自家発電の冷却に海水を使用しています。工場内で使用する淡水は生活雑排水を除いてすべて循環使用し、取水量の低減と排水による水域への影響低減に努めています。
 2020年度の淡水の総取水量は約2,719万m3、海水の総取水量は約1億5千万m3です。海水は、臨海工場の自家発電設備の冷却に使用され、そのまま海に戻されます。淡水の排水量は約1,345万m3であり、約1,375万m3の淡水が工場で使用されたことになります。しかし、この水は、製品等の原料ではなく、機器やガスの冷却に使用され蒸散したものが大部分です。
 2020年度は、セメント1トンを製造するのに淡水0.832m3を取水しました(取水原単位)。水効率に大きな変化はありませんでした。


●淡水取水原単位
淡水取水原単位

●水使用の状況

(単位:千m3)

2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
表層水 7,505 8,130 6,521 5,626 5,355
地下水 16,232 16,370 16,884 18,656 18,759
用水 2,983 3,095 3,251 3,325 3,078
 淡水の総取水量(I) 26,719 27,596 26,656 27,607 27,192
 海水の総取水量 146,097 149,056 149,776 147,372 146,232
総取水量 172,816 176,652 176,432 174,979 173,424
 淡水の総排水量(O) 12,964 12,294 12,167 13,674 13,447
 海水の総排水量 146,097 149,056 149,781 147,377 146,368
総排水量 159,061 161,350 161,948 161,051 159,815
淡水使用量(I-O) 13,755 15,302 14,489 13,933 13,745

参照ガイドライン:GCCA「GCCA Sustainability Guidelines for the monitoring and reporting of water in cement manufacturing Ver. 0.1」


■水資源の適正利用

▶GRI203-1,303-1,2,3,4,5,306-1,413-1

 現況では地域社会との水資源をめぐる特段の懸念事項は予見されていませんが、水資源の保全の観点からの取水量の削減に努めています。また、地域とのコミュニケーションを密にして地域の水資源の適正利用に貢献しています。
 フィリピンのタイヘイヨウセメントフィリピンズ社では、工場用水用に掘った井戸から地域へ上水供給を行っています。
 また、米国のカルポルトランド社はカリフォルニア州ロッキーキャニオン骨材採石場において、場内の雨水と湧水の集水・貯蔵方法を改善した「水の持続的利用のためのシステム」を構築しました。この水源を確保できたことにより、井戸の増設や地下水の汲み上げ量を増やすことなく、操業に必要な水の供給と規制の厳しい場外排水を最小限に抑えることが可能になりました。


水の持続的利用システム(カリフォルニア州)

水の持続的利用システム(カリフォルニア州)


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